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「Chromebook」を買うべき人、買って後悔する人を分ける条件:「Chromebookシンクライアント」のススメ(1/2 ページ)
全ての用途に最適だとは限らないものの、「Chromebook」をシンクライアントデバイスとして生かすメリットは少なくない。主要なメリットを深掘りする。
Googleの「Chromebook」は、仮想デスクトップインフラ(VDI)クライアントとして魅力的な選択肢である。その理由には、価格の安さや持ち運びやすさに加え、大抵のVDIベンダーが何らかの形でGoogleの「Chrome OS」をサポートしていることが挙げられる。
Webブラウザの「Chrome」は、Chromebookがローカルで実行する唯一のソフトウェアだ。Chromeは、インターネットや経由で他のアプリケーションやデータへアクセスできるが、Chromebookにデータを残すことは基本的にない。
Chromebookは、シンプルさと手頃な価格でVDI導入組織を魅了している。ではなぜ、VDIを導入済みの全ての組織が、Chromebookをシンクライアントデバイスとして利用しないのだろうか。Chromebookでグラフィック処理の多いアプリを使う場合、リソースの制約によって最適なパフォーマンスが得られなかったり、ストレージの容量が最小限しか提供されていなかったりすることなどが、その理由だろう。
本稿では、VDIでChromebookをシンクライアントとして利用する方法と、そのメリットについて解説する。具体的には、ChromebookによるIT管理プロセス自動化の仕組みや、ハードウェアコストが低い理由を紹介する。
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