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Windowsの“構造的弱点”を悪用する攻撃手法が判明、パッチ作成すら不可能?:Windowsの全バージョンに影響(1/2 ページ)
「AtomBombing」という新たな攻撃手法が登場した。Windowsの根幹を担う仕組みを悪用したこの攻撃は、パッチの提供すら困難だという。その脅威とは。
「AtomBombing」と呼ばれる新手のコードインジェクション(不正なコードをシステムに挿入する攻撃)の手法が登場した。これは「Windows 2000」以降の全てのWindowsバージョンに影響を及ぼす。だがMicrosoftは、問題を修正するパッチを作成できない可能性がある。
AtomBombingを作成したのは、データ保護企業enSiloでセキュリティ調査チームの責任者を務めるタル・リーバーマン氏だ。同氏によると、AtomBombingはWindowsの基本構造の1つである、文字列と整数を対応付けるテーブル(アトムテーブル)を悪用した手口だという。
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