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統合脅威管理(UTM)の主要ベンダー比較、ユーザー企業が着目すべきポイントとは:中堅・中小企業に最適なUTM(1/2 ページ)
インターネットと社内LANの間に施すセキュリティ対策としてUTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)は効果的だ。主要ベンダーの製品を紹介する。
中堅・中小企業向け、統合脅威管理(UTM)の主要ベンダー一覧表のダウンロード
- 「中堅・中小企業向け、統合脅威管理(UTM)の主要ベンダー一覧表:30〜50台クラス」のダウンロード
- 「中堅・中小企業向け、統合脅威管理(UTM)の主要ベンダー一覧表:100〜300台クラス」のダウンロード
今回紹介する統合脅威管理(UTM)の基本情報をまとめた一覧表をPDFファイルで提供しています。上記のリンクからダウンロードしてください。
※製品の選定には、各社それぞれ解釈の幅があります。解説記事と合わせてスペックの違いも十分に吟味し、検討にお役立てください。
変更履歴
- ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンの製品「Firebox T50」「Firebox M400」についての情報を記載しておりましたが、非公開の情報が含まれていたため、同社の要望に基づき削除いたしました(2016年12月5日17:00)
- 価格の表記ルールを見直し、条件をそろえて掲載するよう変更を加えました(2016年12月12日16:00)
統合脅威管理(UTM)はその名の通り、インターネットと社内LANの間で「統合的」なセキュリティ対策を実現するシステムです。インターネットの出入り口(ゲートウェイ)にUTM製品を1台導入するだけで、次のような対策を自動的に実施してくれるため、非常に便利です。
- 許可なく届く広告メールや大量メール対策(スパム対策)
- ゲートウェイでのウイルス侵入防止(ウイルス対策)
- 業務上不要なWebサイトへの訪問防止(URLフィルタリング)
- 外部からの攻撃や侵入防止(IPS:不正侵入防止システム)
- Webアプリケーションの制御(アプリケーションコントロール)
- 攻撃実態や社内からのWebサイト閲覧状況の可視化(レポーティング)
最近のサイバー攻撃は、攻撃そのものが複雑化しているため、1つの防御壁が破られたとしても、他の防御壁でブロックする「多層防御」を取り入れることが重要だといわれています。しかしながら、セキュリティ対策に多くの予算と人的リソースを割り当てることが難しい中堅・中小企業では、多層防御の仕組みを準備することが難しいのもまた事実です。
UTM製品を導入すれば、少ない予算で多層防御を実施できるようになります。特に情報システム部門のメンバーが少ない(または、いない)中堅・中小企業にとってUTM製品はとても重宝することもあり、導入が進んでいます。
本稿では主要なUTMベンダーが販売する、中堅・中小企業向けのUTM製品について機能比較をしました。PDFファイルの一覧表と合わせてご覧ください。
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