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徹底入門:ノートPCに搭載するディスプレイのサイズと解像度「黄金比」の求め方後から変えられないから慎重に(1/3 ページ)

ディスプレイは、ほとんどあらゆるコンピュータにおいて中心的存在だ。本記事では、ノートPCの買い替えを検討する際に知っておくべきディスプレイの基本用語について解説する。

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ディスプレイの選択で液晶駆動方式は重要な要素だ。IPS方式は精細で広い視野角を実現する(出典:パナソニック製品資料)

 どんなに高性能なCPUを搭載しようともどんなにシャシーを薄く軽くしたとしても、ユーザーが感じる使い勝手の良さに大きく影響するのはキーボードとディスプレイだ。デスクトップPCが主流の時代は、自分の好みや利用目的に合わせたディスプレイを選べた。合わないと思ったら変えることも簡単だった。

 しかし、ノートPC全盛となると本体と一体化したことでディスプレイの性能がその後の人生、とまでは言わないけれど、PCを使う時間(現代に生きる人々にとって、その時間は人生の多くの部分を占めるはずだ)を不愉快に過ごすことになるだろう。

 それだけに、購入するノートPCの選択においてディスプレイはCPUやストレージの容量、本体サイズと重さ、そして、最近重視するユーザーが増えているボディーデザインと同じ、もしくは、それ以上に検討を要する項目だ。

 ディスプレイの仕様を構成する項目は複数あるが、見ただけで分かるものと説明を読まないと気が付かないこと、そして、説明を読んだだけでは不十分で実物を見てようやく判明することがあるなど、その実像の把握は意外と難しい。

 そこで、この記事ではノートPCに搭載するディスプレイを評価するガイドラインとして、ディスプレイの仕様に関する基本情報を紹介する。なお、ここで提供する情報は主にユーザー視点で役に立つ内容に絞っているので、技術的な内容に興味を持った場合は、ディスプレイパネルを開発しているベンダーの技術解説を参照してみてほしい。

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