最高級ミッドレンジクライアント
徹底比較:Windows 10最強ノートPCはどちら? ThinkPad X1 Carbon vs. Dell XPS 13(1/3 ページ)
よく似た製品があふれるクライアントPC市場。その中で最高級ミッドレンジクライアントPC市場に属する「ThinkPad X1 Carbon」と「XPS 13」を比較してみた。どちらが優れているのだろう。
この上なく薄型で、強力なパフォーマンスを備え、バッテリー持続時間も長いクライアントPCこそ、オールラウンドのクライアントPCといえる。しかし、よく似たクライアントPCがあふれる市場において、突出した製品を見つけるのは難しい。幸運なことに、市場で最高級ミッドレンジのクライアントPC2台を比較することになった。均整の取れたLenovoの「ThinkPad X1 Carbon」と、豪華なDellの「XPS 13」だ。
では、どちらの方が優れているのだろうか。本稿ではそれを検証する。
併せて読みたいお勧め記事
各種のクライアントPCを徹底比較
- 徹底比較:「Surface Pro 4」vs.「MacBook」、最高の持ち運び用PCを決める
- 徹底比較: Surface Pro 4 vs. ThinkPad X1 Tablet、比べて分かった最強タブレットの“選ばれる理由”
- 徹底比較:王者「12.9インチiPad Pro」 vs. Windows 10搭載2-in-1、総合力で勝るのは?
クライアントPCの徹底レビュー
構造とデザイン
どちらのデバイスのデザインが上かという問題については、どちらも優れているために非常に悩ましい。どちらもその製品ラインの中では、今までで最高のデザインとなっている。ThinkPad X1 Carbonは、Lenovoの「ThinkPad T460s」と同じ丈夫なデザインをしている。フォームファクターはThinkPad T460sよりも扱いやすく出張向きだ。黒のマグネシウムと炭素繊維強化プラスチック製の筐体は、見た目、触り心地共に良い。さらに、出張が多いビジネスマンのニーズに応える丈夫さも備えている。
XPS 13の筐体も、銀のマグネシウムとアルミニウムのカバーで人目を引く。硬い金属製のカバーは、強化プラスチックコーティングされたThinkPad X1 Carbonの滑らかな触り心地よりも、少ししっかりした感触がある。また、XPS 13は、ThinkPad X1 Carbonよりも少し本体が薄い。具体的には、XPS 13が15ミリでThinkPad X1 Carbonが16.45ミリだ。しかし、重さに関しては、ThinkPad X1 Carbonが1.18キロで、1.2キロのXPS 13よりも少し軽い。
まとめ
デザインについては、ThinkPad X1 CarbonとXPS 13のどちらも全く悪くない。しかし、ベゼルが非常に薄いXPS 13の方が多少魅力的に思われる。いずれのクライアントPCも外観は優れているが、美しいといえるのはXPS 13の極薄のベゼルだ。
端子
ThinkPad X1 Carbonにはさまざまな端子が搭載されている。筐体の左側にはLenovoの拡張デバイス「OneLink+」とのドッキング端子、Mini DisplayPortコネクタ、USB 3.0端子がある。右側にはさらに2つのUSB 3.0端子の他、HDMIコネクタ、3.5ミリオーディオジャックがあり、背面にはmicroSDカードリーダーを用意している。
Lenovoの「ThinkPad OneLink+ ドック」を利用すると、2万377円(税別、以下同)でThinkPad X1 Carbonの接続端子を拡充できる。このアダプターは、USB 3.0端子やUSB 2.0端子、VGAビデオ出力、RJ45ギガビットイーサネットコネクタなどを備えている。
XPS 13も、搭載端子は豊富だ。XPS 13の左側にはUSB 3.1 Type-C/Thunderbolt 3兼用端子、USB 3.0端子、ヘッドフォン/マイクオーディオジャックがある。右側にはフルサイズSDカードスロット、2つ目のUSB 3.0端子、Kensingtonセキュリティロックのスロットを用意している。XPS 13にはビデオ出力端子がないが、USB 3.1端子にデル製アダプターを接続することで、VGAやHDMI、イーサネットコネクタを使用できる。
まとめ
ThinkPad X1 Carbonは、XPS 13よりも端子数が多い。しかし、XPS 13の方が端子のバラエティに富んでおり、USB 3.1 Type-Cを搭載しているため、将来長く利用できると思われる。ThinkPad X1 CarbonはOneLink+を使って接続性を拡充できるが、XPS 13では大型のドックを使わなくても同様に端子を追加できる。端子ラインアップの豊富さと、クライアントPCの接続性の拡張方法が洗練されていることから、端子の勝者はXPS 13で間違いない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
2
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
3
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
4
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
5
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
6
「有線LAN環境」に関するアンケート
-
7
データセンター事業者が「脱VMware」をした“例のライセンス問題”じゃない理由
-
8
積水化学工業が「SAP S/4HANA Cloud」の“全グループ導入”に踏み切った訳
-
9
生成AIが普及しても「技術書」を手放せないエンジニアの本音
-
10
「テザリング依存」に潜む落とし穴 “遅いVPN”を解消するネット構築術
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
-
8
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
9
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
10
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー