最高級ミッドレンジクライアント
徹底比較:Windows 10最強ノートPCはどちら? ThinkPad X1 Carbon vs. Dell XPS 13(2/3 ページ)
キーボードとタッチパッド
ThinkPadシリーズは、LEDバックライト付きチクレットキーボード(アイソレーションキーボード)で有名だ。ThinkPad X1 Carbonも例外ではない。光沢がある角ばったキーは、内向きに湾曲しており、快適に指にフィットする。キーストロークは非常に滑らかで、反応が早い。押した後はすぐに元の位置に戻る。アイソレーション式なのも、誤って飲み物をこぼしてしまったときの保護に役立つ。また、キーボードのクリーニングが簡単に短時間で済む。
また、ThinkPad X1 CarbonにはThinkPadシリーズの伝統的なデザインである「TrackPoint」が組み込まれている。これは赤い突起状のスティックデバイスで、Bキーの真上にある。TrackPointはタッチパッドの代わりとなる優れたデバイスで、昔からのユーザーに好まれている。タッチパッドの上には3つのマウスボタンがあり、TrackPoint使用中に不自由なく使えるようになっている。マウスボタンは深く押し込めるようになっており、押すとすぐに反応する。タッチパッドは控えめなサイズをしている。表面は非常に滑らかで、自由に楽々と指を動かすことができ、とても快適だ。スワイプや複数の指によるジェスチャー、クリックなどに目立った遅延もなく即座に反応する。
XPS 13のキーボードも、LEDバックライト付きのフルサイズチクレットキーボードだ。キーストロークはThinkPad X1 Carbonよりも少し浅いが、押した後の反応が良いため、やはり素早く正確なタイピングが簡単にできる。キーボードの真下には、控えめなサイズのタッチパッドがある。ThinkPad X1 Carbonのタッチパッド上部のボタンを除けば、2つのタッチパッドは非常によく似ている。表面はゴム素材で指をスムーズに滑らせることができる。また、Microsoft製のドライバーが、スワイプ、クリック、ジェスチャーそれぞれを確実に認識する。
まとめ
XPS 13のキーボードとタッチパッドはしっかりしているが、ThinkPad X1 Carbonのキーボードは市場をリードする一品だ。指に完璧にフィットするキー、素晴らしいキーストロークと反応性は使い心地が良い。多用途に使えるTrackPointも高評価ポイントなのは言うまでもない。
ディスプレイとスピーカー
ThinkPad X1 Carbonは14インチFHD(1920×1080ピクセル)解像度のIPSディスプレイを搭載している。また、70ドル高いQHD(2560×1440ピクセル)解像度の映り込み防止IPSディスプレイモデルも用意されている。画像は鮮明に、色合いは鮮やかにはっきり表示される。特に印象的だったのが、Blizzard Entertainmentのゲーム「Overwatch」のトレーラーで、明るくきらびやかな白や黄色、深く濃い紫、黒で鮮やかな景色を描き出してみせたことだ。
1つ気になる欠点が、ディスプレイの明るさが257Nitsしかなく、少し暗いことだ。ディスプレイが暗いにもかかわらず、視野角はしっかりしている。しかし、光は少し苦手なようだ。ディスプレイに光が多く当たるまたは直接当たると、反射した光が気に掛かるようになる。また、色も不鮮明になる。晴れた日に屋外で使用する場合や強力な照明の真下で使用する場合はディスプレイが見づらい可能性がある。
ThinkPad X1 Carbonは、下部に1組のスピーカーを搭載している。音声は大きく、はっきりしている。アダム・レビンとウィリアム・クヌートによるCD「Duo Sonidos」に収録してある曲を複数再生したところ、バイオリンの高音が鋭くクリアに響き伴奏のクラシックギターの加工されたバックトラックも迫力のある音量で再生した。
XPS 13は、13.3インチFHD(1920×1080ピクセル)解像度のIPSディスプレイを搭載しており、オプションとして350ドル追加することでQHD+(3200×1800ピクセル)解像度のIPSタッチパネルに変更できる。Dellの「Infinity Edge」ディスプレイによって、魅力的で美しい、紙のように薄いベゼルが実現している。Infinity Edgeディスプレイは、ThinkPad X1 CarbonのQHDオプションよりも少し高価だが、解像度も高く、明るさも318Nitsとかなり高い。
QHD+解像度のIPSディスプレイは色の鮮明さと鮮やかさが素晴らしい。だが、コントラストはFHDモデルに劣ることに気が付いた。XPS 13がThinkPad X1 Carbonに勝る最大の点はディスプレイの明るさだ。パネルが明るいため、視野角が非常に柔軟で、明るい光の下でも見やすい。
XPS 13はこれまで見てきたクライアントPCの中でも非常に優れたディスプレイの1つを備えている。だがスピーカーの性能はThinkPad X1 Carbonには程遠い。音はくぐもって聞こえ、音声品質は最適に設定していても平凡だ。
まとめ
ディスプレイについては、XPS 13の方が解像度が高く、ベゼルも薄いため、ThinkPad X1 Carbonにわずかに勝っている。当然ながら、XPS 13はThinkPad X1 Carbonよりも多少高価だ。しかし、ThinkPad X1 Carbonは完成度の高いパッケージを提供しているといえる。ディスプレイは明るさに制限があることを除けばやはり素晴らしく、音声品質は卓越しているからだ。
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