買った後で後悔しないために
ノートPCはキーボードで選ぶべき――失敗しないための3つのポイント(1/3 ページ)
コンピュータは全て何らかのキーボードを備えているが、キーボードは通常、あまり顧みられない。本稿では専門用語を説明し、ノートPCのキーボードを検討する際のポイントを紹介する。
キーボードとマウスは、現代のコンピュータの主な入力手段だが、キーボードの方が大きな役割を果たしている。キーボードの品質や機能は、生産性を左右する。仕事の大部分が文章に関わる場合は特にそうだ。キーボードの使い方を変えることで生産性を高める方法もあるが、今回はキーボード自体を取り上げ、レイアウトの重要性や、キーボードの品質の良しあしを判断する際の注意点などを解説する。
優れたキーボードの主な特徴
以下の本論では、次にノートPCを買うときに細心の注意を払うべき3つの領域に分けて説明していく。キーボードのレイアウト、操作感と品質、各種の領域(スタイル、バックライト、数値キーパッド)だ。
レイアウト
適切なレイアウトのキーボードを使うことは重要だ。ほぼ全てのノートPCのキーボードは標準的なA~Zキーと1~9の数字キーを備え、そのほとんどは一般的なCtrlやAltキー、スペースバー、F1~F12のファンクションキーなどもおなじみの配置で搭載している。しかし、個々のレイアウトはそれぞれ微妙に違っており、そうした微妙な違いが生産性を阻害することもある。以下に、あなたが検討中のノートPCのキーボードレイアウトが、標準的なデスクトップキーボードにどのくらい近いかを調べるためのチェックリストを示す。
- キーは6段配列か
通常のPCのキーボードは6段となっている。もしノートPCのキーボードがそうでなければ、大きな妥協がなされているということだろう。それは一目見れば確認できるはずだ。 - 専用のHomeキーとEndキーがあるか
多くのノートPC、とりわけ小型モデルでは、矢印キーのいずれかにこれらのキーの機能も割り当てられている。この場合、カーソルを“Home”(行頭)や“End”(行末)の位置に移動するには、Fnキーを押しながら所定の矢印キーを押す必要がある。文章を頻繁に作成または編集する場合、専用のHomeキーやEndキーが使えれば、大幅な時間の節約になる。だが残念ながら、PCメーカーは矢印キーがこれらのキーを兼ねる設計を採用しがちだ。このため、検討中のノートPCのキーボードに、専用のHomeキーとEndキーがあることをよく確認する必要がある。 - 専用のPgUpキーとPgDnキーがあるか
これらのキーは、PDFやドキュメント、Webページに素早く目を通すのに非常に便利だ。マウスやタッチパッドでスクロールするより断然速い。だが、HomeやEndのようにこれらのキーも、矢印キーのいずれかが兼ねていることがよくある。検討中のノートPCが専用のPage Up(PgUp)キーとPage Down(PgDn)キーを備えていることを確かめなければならない。 - 左右にCtrlキーとAltキーがあるか
本格的なデスクトップスタイルのキーボードには、CtrlキーとAltキーが2セットある。具体的には、スペースバーの左側と右側にこれらのキーがそれぞれ1つずつ配置されている。だが、右側のCtrlキーとAltキーは、小型ノートPCでは省略されがちだ。省略されると、これらのキーをよく使う人は生産性が落ちてしまう。 - 専用のPrint Screen(Prt Sc)キーがあるか
このキーも、キーボードレイアウトの妥協の結果として犠牲になりやすい。スクリーンショットをたくさん撮る場合は、ノートPCのキーボードに専用のPrint Screenキーがあるかどうか注意して確認しよう。 - F1~F12の標準ファンクションキーの機能がデフォルトで使えるか
現代のPCは全てF1~F12のファンクションキーを搭載している。だが近年では、これらのファンクションキーがF1~F12の標準機能ではなく、キーの上面(キートップ)に図示されている機能をデフォルトで提供する傾向がある。こうした標準以外の機能には、音量の調整、画面の明るさの調整などがある。この場合、F1~F12の標準機能は、Fnキーと同時押ししないと利用できない。この傾向は、ユーザーが「Alt+F4」(ウィンドウを閉じる)のようなキーボードショートカットを使い慣れている場合は特に問題になる。検討中のノートPCでファンクションキーのデフォルトの機能がF1~F12の標準機能ではない場合は、これらの標準機能をデフォルトに変更するBIOS設定があるかどうかを調べよう。中国Lenovoの「ThinkPad」の一部モデルでは、F1~F12の標準機能をファンクションキーのデフォルトの機能とするかどうかを切り替える「FnLk」機能が用意されている。 - ハーフサイズのキーがないか
これは主に13.3型以下のノートPCの問題だが、もっと大きなノートPCでも、一部のキーが小さい製品が幾つか見られる。サイズを小さくされることが最も多いキーは、右側のShiftとバックスラッシュだ。Backspaceキーが小さいケースも幾つか見たことがある。キーボードの複数のキーが小さければ、慣れるのに時間がかかってしまうだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[ゾーホージャパン株式会社] サイバー攻撃からネットワークを守る上で確実に押さえておきたいポイントとは? -
事例
[アルプス システム インテグレーション株式会社] 中小企業でも安心して活用できる「手ごろなSOCサービス」とは? -
製品資料
[株式会社シーイーシー] 脱VMwareに成功した企業は何をどう実践した? 事例に学ぶ戦略立案&実装のコツ -
製品資料
[株式会社オービックビジネスコンサルタント] ランサムウェア攻撃を“二重の防御構造”で防ぐ、クラウド型基幹システムの実力 -
製品資料
[株式会社オービックビジネスコンサルタント] 動画で知るランサムウェア被害企業のリアル、会計データが無事だった理由とは
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
2
鹿島建設のDXを阻む「10年前のAWS」 安全性と自由度を両立したモダナイズ
-
3
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
4
1200万円のSaaS導入を回避 スギ薬局「運用費10万円」のAIエージェント構築術
-
5
慶應義塾が「Notion」を選んだ理由 AI導入の盲点になる“情報のサイロ化”
-
6
「ノートPC派」は損をしている? Dellと考える“自作PC”のメリット
-
7
IT製品の導入に関するアンケート「PC&デバイス」編
-
8
年収700万超エンジニアに共通するスキルと「もっと勉強すべきだった分野」
-
9
LINEヤフーはなぜ「社内の管理者」すら信用しないインフラを作ったのか
-
10
生データを隠してデータ連携 KDDIが4000万人の顧客情報を安全に分析できた理由
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
DX/AI投資の壁を突破、現代の最高財務責任者が直面する課題と克服のヒント
-
3
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
4
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
5
システムの保守がモダン化を阻む? 「変えない判断」から脱却する方法とは
-
6
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
7
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
8
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
9
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー