特集/連載
巨象も学ぶ――大企業がスタートアップから得られる「小さく始める」コツ:小規模チームならではの戦い方がある
スタートアップ企業と同様の考え方を持つことで、巨象のような大企業も俊敏に動けるかもしれない。創業期の企業から得られる教訓を幾つか紹介する。
デジタルビジネス時代に生き残り、ひいては成功することを目指している企業は、特別委員会やプロジェクトタスクフォースをまた1つ設置したり、大企業ならではの慣習を守ったりすることはやめた方がよさそうだ。
幅広い業種の経営幹部が、そうしたこととは逆の方向に成功への道があると考えている。その道を進むには、スタートアップ(ベンチャー企業)のメンタリティを見習うべきだ。デジタル企業は急成長しており、プラットフォームビジネスを展開している企業はとりわけ成長が目覚ましい。例えば、ライドシェア(相乗り)サービスを手掛けるUberは2011年設立で、2015年12月に利用実績が10億回を超えた。大手企業は、新興企業から市場を守るには、お役所的な体質に陥ったり、しゃくし定規な仕事のやり方を続けたりしてはいられないことを理解し始めている。
併せて読みたいお薦め記事
CIOが知るべき最新IT
- 「次のUber」となるか没落か、CIOが気にすべきビジネスモデル“6大変化”
- 「3Dプリント料理専門店」も登場、世界を変革する3Dプリントの衝撃
- 「VRヘッドセット」を着けて仕事? 注目技術のビジネス活用を考えた
CIOの担うべき役割とは
- IT予算停滞は勘違い? 大きく変わったIT支出“5つの傾向”
- あなたは「Facebookの次期CIO」になれるか? 求人票から分かった“納得の条件”
- 変化するCIOの役割、だが「こうしたスキルを備えている者は多くない」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.