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開発者の意識調査が浮き彫りにした恐るべき現状「働きたい企業」はやはりあそこ

英国、米国、フランス、ドイツの主要IT企業に勤務する開発者500人を対象とした調査により、さまざまなことが明らかになった。開発者の知識、技術への理解は十分なのか、そして責任を果たしているのか。

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Computer Weekly

 ソフトウェア専門調査会社Castが実施した調査により、上司に助言を求めるソフトウェア開発者は、回答者の5分の1以下であることが判明した。この調査は英国、米国、フランス、ドイツの主要IT企業に勤務する開発者500人を対象に行われた。

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 新しいプログラミング手法を学ぶのにまずアクセスするのは「YouTube」という回答が41%に上り、「Googleの開発者コミュニティー」(36%)と「Microsoft Virtual Academy」(36%)が後に続いた。Stack OverflowまたはGitHubを使って情報を探すと回答したのはわずか17%にすぎず、81%は上司に助言を求めようと思わないと答えた。

 YouTubeの人気が高いのは、今どきの開発者は独学でスキルを身に付けた者が多いためだろうと、Castの主席サイエンティスト、ビル・カーティス氏は本誌Computer Weeklyに対して指摘した。

 「かなりの割合の開発者が、評判の良い大学やその他の正式な教育機関でコンピュータサイエンスの学位を取得したのではなく、独学で(スキルを)身に付けたと報告している。Javaなど、使いたいと思う言語を彼らは独学で習得している」と同氏は説明する。

 「大規模なアプリケーションシステムに取り組む場合、この点は少し気になる。最高品質のコードを作成し、大規模なシステムを構築する際によくある古典的な過ちを回避するためには必須となる、ソフトウェアエンジニアリングの背景知識を独習者は持っていないからだ。そのような背景知識が少し乏しいという自覚がある者が、チュートリアルスタイルの質疑応答を探して自分の弱い分野の知識を増やそうとすることは、特に驚くことではない」と同氏は付け加える。

 同じ話題の続きとして、自組織のシステムアーキテクチャを包括的に理解していると考えているのは回答者の54%だけ。チーム全員がシステムアーキテクチャを理解していると確信している者はたったの5%にすぎないというのは憂慮すべき発見だと、カーティス氏は主張する。

 「大規模なシステムで見られる最悪の問題の多くは、システム全体に関係する複数のコンポーネント間のやりとりで発生している。アーキテクチャを理解していないと、システムレベルの影響を及ぼすミスをしやすくなる」と同氏は話す。

コードについての説明責任

 堅固な構造のソフトウェアは、デジタル変換戦略の柱であり、品質の高いコードを書こうという開発者の意欲は、企業の成功を左右する要因となる。しかし、今回の調査報告書は現在の品質基準には改定が望まれる部分が多々あることを明らかにした。

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