Apple、Google、Samsung、Microsoftが提供するモバイルデバイス自動登録機能の違い:ゼロタッチプロビジョニングはAppleだけじゃない(1/2 ページ)
モバイルデバイスの登録には課題が伴う。特に大企業では難しくなる。そこで、この登録プロセスを自動化し、IT部門が重要なタスクに専念できるようにするソフトウェアについて考えてみる。
企業内にあるデバイスの数が多くなるにつれ、デバイスの登録にかかる手間も時間も増え、不満がたまっていく。この登録を自動化できれば、こうした面倒ごとの多くが緩和される。
自動化しない場合、IT部門はデバイスをいちいち探して、手作業で構成することになる。それも、リソースが大量に使われる複数の現場作業もこなしながらだ。IT部門は、ユーザーにWebサイトを教えて、モバイルデバイス管理(MDM)クライアントソフトウェアをダウンロードするよう依頼する。ユーザーはMDMサービスを使い、定められた手順に従ってデバイスを接続し、登録をする。だが、単純極まりないこのようなプロセスでも、IT部門にサポート要請が殺到する可能性がある。
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自動化は担当者の仕事をどう変える?
デバイスの自動登録プロセスは、デバイス登録の手作業のほとんどを取り除き、セキュリティを確保するのに必要なポリシーを使って、確実にデバイスを設定する。大半の場合ユーザーは、自動設定のおかげで、ほんの少しの基本手順を実行すればよい。登録が簡単かつ迅速になり、管理のオーバーヘッドが抑えられるだろう。
自動登録機能は、モバイルデバイス管理基盤で利用できる複数の中核となるサービス(コアサービス)に応じて異なる。こうしたコアサービスには、Appleの「Device Enrollment Program」(DEP)、Googleの「Zero-touch enrollment」(ZTE)、Samsungの「Knox Mobile Enrollment」(KME)などがある。Microsoftも同社の「Windows 10」搭載デバイスの登録を簡素化する独自のサービスを幾つか提供している。
Apple Device Enrollment Program
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