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比較表:CDNプロバイダー主要10社の特徴を整理しよう対象地域やネットワーク最大容量で比較

コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)プロバイダーのネットワーク容量、サービスなどを分析した本稿のCDNプロバイダー比較表を利用して、各プロバイダーが重視するCDNを把握されたい。

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CDMプロバイダー比較(日本語訳は文末に掲載)《クリックで拡大》

 パブリックインターネットは登場したころから、そのパフォーマンスを向上させることを優先してきた。1990年代後半、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)プロバイダーが、真っ先にインターネットのパフォーマンスの向上に注目した。顧客のWebやアプリケーションのコンテンツを自社のグローバルなPOP(Point Of Presence)でキャッシュし、ユーザーのPCや他のデジタルデバイスにできる限り迅速にコンテンツを配信できるようにしてきた。Webパフォーマンスの向上は、依然としてCDNプロバイダーの製品ポートフォリオの基本要素だが、現在ではCDNプロバイダーの役割が広がり続けている。

 CDNプロバイダーを比べる場合、市場の新しい動向を調べる必要がある。Gartnerのクラウドサービスプロバイダー部門でリサーチ担当バイスプレジデントを務めるテッド・チェンバレン氏によると、プロバイダーはWebサイトの最適化、API管理、コンテンツアクセラレーション、デジタル著作権管理、セキュリティなど、さまざまな新しいサービスを提供しているという。MarketsandMarketsの予測によると、2017年に75億ドル規模だったCDNサービス市場は、2022年には300億ドル規模にまで成長するという。これはCDNプロバイダーのネットワークを既に利用している顧客向けに、セキュリティ、圧縮、データ重複排除などの機能が活発に提供されるようになったことが大きい。

 同時にプロバイダーは、企業がワークロードをパブリッククラウドに移行するのに伴い、一連の新しいCDNサービスの提供を検討している。

 以下のCDNプロバイダー比較表は、拡大を続けるCDN市場を理解するのに役立つだろう。CDNプロバイダーの比較には、TechTargetが複数の上位CDNプロバイダーを調査して明らかにした各プロバイダーのネットワークの到達範囲と容量、顧客が重視する点、サービスポートフォリオを示している。

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