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注目の「バリューベースヘルスケア」、実現はアナリティクスが鍵:データ分析を治療に生かす
医療機関はバリューベースヘルスケアを導入し始めている。この考え方を取り入れ、ハイリスク患者を特定したり予防医療を実現したりする上で、アナリティクスは極めて重要な役割を担い得る。
最近、多くの医療機関が、コストなど医療従事者目線の評価基準ではなく、患者目線の評価基準を導入するバリューベースヘルスケアへの移行に直面している。被保険者の多くは、バリューベースヘルスケアの導入によって、増加する医療費を抑えるだけではなく、医師が患者の治療結果(アウトカム)や集団健康管理に集中できるようになるという期待を持って、この新しいヘルスケアモデルの導入を促進している。バリューベースヘルスケアを実現するに当たっては、その成功を確実にするために幾つか鍵となる要素を取り入れることが必要だ。ここではアナリティクスが鍵となる役割を担う。バリューベースヘルスケアを実践するための技術を導入しようとする際に、医療提供機関が直面し得る障害もいくつか存在する。
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