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WebサイトとWebアプリの境目がなくなった時、Web開発の現場はどうなるかPWAやSPAの時代に

Webアプリ、モバイルアプリ、Webサイトの境が曖昧になり、それぞれの開発における独自性が消えている。プログレッシブWebアプリ(PWA)やシングルページアプリ(SPA)の構築を学ぶべきタイミングが来た。

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どこまでがWebサイトでどこからがWebアプリなのか、境界が曖昧になってきた

 企業のDevOps(運用開発)チームは、モバイルアプリ、Webアプリ、Webサイトをそれぞれ個別に提供するのではなく、Web開発戦略の下に統合する方向に動いている。この開発戦略では、モバイルアプリ・Webアプリ・Webサイトの3種類全ての特徴を兼ね備えた単一のアプリを構築する。具体的には同一ページ内で画面が遷移するシングルページアプリ(SPA)や、プッシュ通知機能などモバイルアプリ同じような機能を持ったプログレッシブWebアプリ(PWA)などだ。

 PWAは2018年から5年程度で新しい開発プロジェクトの主流になると話すのは、調査会社Gartnerでアナリストを務めるエリザベス・ゴラシオ氏だ。従来のWebアプリ開発プロジェクトの手法は、用途によっては有用であることは変わらない。だが消費者が利用するモバイルアプリの50%は、2020年までにPWAになるだろう。

 「これまでも、そしてこれからも、PWA開発はWebアプリ開発チームにとって不可欠なスキルになる。その場しのぎのアプリや、ミドルウェア・データベース・バックエンドと密接に連携し、冗長なユーザーエクスペリエンスを提供するような昔ながらのアプリは廃止すべきだ」(ゴラシオ氏)

マルチエクスペリエンス開発の準備

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