ハッカーのチャットを監視するようなもの
犯罪の巣窟「ダークWeb」をセキュリティ監視ツールに変える方法
犯罪の温床になることもある「ダークWeb」が、セキュリティ監視の有効な手段になり得るという。それはどういうことなのか。
「ダークWeb」は、通常の検索エンジンからはアクセスできない「ディープWeb」に潜む小さな部分で、アクセスするには特別なソフトウェアやWebブラウザが必要になる。そのため企業のセキュリティポリシーでは考慮されないこともある。結果、ダークWebが大量のサイバー犯罪の温床になっている。
顧客データベースが売買されるといった多くの脅威が、ダークWebでの活動を基に見つかっている。大企業は脅威を見つけるために、ダークWebの監視を検討すべきだろうか。検討すべきだとしたら、人手による分析か自動スキャンのどちらを利用すべきだろうか。
ダークWebの監視には相応の技術を要するが、これまでの攻撃手法や傾向などの脅威情報である「脅威インテリジェンス」(スレットインテリジェンス、セキュリティインテリジェンス)を集めるための貴重な手段になる。
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「ダークWeb」の実態
「脅威インテリジェンス」(セキュリティインテリジェンス)についてもっと詳しく
ダークWebがもたらす本当の価値
自社のセキュリティ対策に脅威インテリジェンスを組み込むことには価値がある。ただし集めた脅威インテリジェンスから価値を引き出すには、データソースを理解し、そのデータの検証方法や共有方法を認識することが重要になる。
ダークWebの監視がもたらす価値は、ハッカーのチャットを監視することで得られる価値と同等だ。企業はダークWebの監視を通じて、自社に脅威をもたらす可能性のあるハッカーの会話内容を把握できる。顧客データベースなどの機密データの売買を示す活動や、その兆候を発見できる可能性がある。
社外のデータソースにはあるはずのないデータを見つけたら、社内でセキュリティインシデントが起きているか、それとも別の場所で起きているかを見極める調査が必要だ。ハッカーのチャットを監視するのと同様、ダークWebの自動検索を定期的に実行し、脅威を示す活動や兆候を探して、見つけたら人手を掛けて調査するのが望ましい。
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