特集/連載
プログラミングを対話型で学べるWebサイト「Educative」はなぜ生まれたのか:開発者向けの「対話型学習」ツールはどうあるべきか【前編】
プログラミング言語学習のためのWebサイト「Educative」開発者に、同サイトが生まれたきっかけや、他の対話型学習ツールに対する意見を聞いた。
最近のアプリケーション開発者は、自身のスキル向上を目指して、新しいプログラミング言語やプログラミングパターンを習得している。書籍やチュートリアル動画を利用する昔ながらのDIY(Do It Yourself)アプローチもあるだろう。このアプローチでは、新たに習得した知識を実践で試すために、学習者が自らプログラミング環境を構築する必要がある。
ファヒム・ウルハク氏とナイーム・ウルハク氏は対話型のプログラミング言語学習用Webサイト「Educative」を作成した。このWebサイトは学習用の開発環境を備え、閲覧者はその環境内で新しいプログラミング言語を学習できる。本稿ではEducativeの開発者であるファヒム・ウルハク氏の話を基に、学習者が新しいプログラミング言語を素早く習得する方法について話を聞いた。
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一旦取り下げられたEducativeのアイデア
―― Educativeを思い付いたきっかけを教えてください。
ファヒム・ウルハク氏(以下ウルハク氏) Educativeのアイデアが生まれるまでには幾つかの段階がありました。私たち自身も開発者であり、既存のツールを利用して新たなプログラミング言語や、それにまつわるスキルを身に付ける難しさを実感していました。
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