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「サービスとしてのデバイス」(DaaS)を選ぶべきかどうかを見極める5つの質問:サブスクリプションがいつもお得とは限らない
「サービスとしてのデバイス」(DaaS)の利用を検討するITプロフェッショナルは、このサービスが自分たちの組織にうまく合うかどうかを考えなければならない。それを見極めるための5つの質問を紹介する。
Device as a Service(サービスとしてのデバイス、以下DaaS)は、ITプロフェッショナルにとって便利な選択肢だ。ただし利用を決断する前に、現在のデスクトップインフラについて評価する必要がある。
DaaSはベンダーがユーザー企業にPCをリースしてシステム管理サービスを提供し、セキュリティ対策やデバイスの健全性管理、モニタリングとアラート管理を支援する。DaaSでは、
- 将来を見越したハードウェア問題の洗い出し
- ファームウェアとソフトウェアの更新
- フルディスク暗号化
- 無線ネットワークの保護
- モバイルアプリケーションのモニタリング
- セキュリティアラートとインシデント通知
- エンドポイント分析
など、現在IT部門が苦労している分野の多くに重点を置いている。管理者はインストールからシステムの返却、データの無害化に至るまで、エンドポイントの全ライフサイクルを横断してデバイスを一元的に監視して管理できる。
DaaSは、シート当たり料金、あるいは月額料金制で、一般的には36〜48カ月の契約になる。市場が成長を続ける中で、さまざまなベンダーがそれぞれ違ったサービスを提供している。選択できるOSの幅広さで際立っているのはHPで、Windows、macOS、iOS、Androidを選択できる。Lenovoはアドオンのオプションとして、メール/Webモニタリングやウイルス対策といったセキュリティ機能を提供する。
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DaaSを利用する前に検討すべきこと
DaaSの利用を検討するITプロフェッショナルは、以下の5つの項目について自問する必要がある。
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