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「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)の失敗しない選び方 3大ポイント:選定時にまず確認すべき要素を紹介
「HCI」への投資を効果的なものにするためには、自社のニーズに適した製品を選定することが重要だ。そのために注意すべき3つの選定ポイントを説明する。
ハイパーコンバージドインフラ(HCI)の導入は一般的に言って大きな投資になる。だからこそ、導入するならば自社のビジネスニーズに合った最適な製品を選定することが欠かせない。HCI製品の選定に着手する際、まずは各HCI製品の基本的な要素を知っておく必要がある。特に確認すべきポイントとして、
- 拡張性の限界
- ソフトウェアの互換性
- 保守サポート
がある。
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HCIとコンポーザブルインフラの違い
ポイント1.拡張性の限界
HCIは拡張性が利点だが、どこまでも拡張できるわけではなく、限界がある。その点をまず認識しておく必要がある。HCIは通常、特定のタスクを実行するために個々のノード(サーバ)を集約してシステムの実行環境を構成する。この実行環境を構成するノードの数には上限があるのが一般的だ。その上限が各HCI製品の拡張性の限界ということになる。
ポイント2.ソフトウェアの互換性
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