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いまさら聞けない「OS」「カーネル」「GPL」とは? Linux関連用語をおさらい初心者のための「Linux」基礎用語解説【前編】

「Linux」はインフラを運用するためのOSの選択肢の一つだ。Linux初心者に向けて、その基本的な用語を解説する。まずは「OS」「カーネル」「GPL」の3つの用語を見ていこう。

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OS | Linux


 「UNIX」から進化した「Linux」は、データセンターインフラを低コストで安全に運用する手段をユーザー企業に提供する。だがそのオープンソースアーキテクチャのために習得が難しいこともあり、CLI(コマンドラインインタフェース)の知識も必要になる。

 単純に言うと、LinuxはOSだ。だがLinuxの機能やライセンスはMicrosoftやAppleのOSとは異なる。Linuxで何ができるかを理解するためには、Linuxのさまざまなコンポーネントと関連用語について知っておくことが役に立つ。

目次

  • 用語1.OS
  • 用語2.カーネル(会員限定)
  • 用語3.GNU General Public License(GPL)(会員限定)
  • 用語4.ディストリビューション(後編で紹介)
  • 用語5.ブートローダー(後編で紹介)

用語1.OS

 コンピュータ内の全てのソフトウェアの実行と管理を担うのがOSだ。プログラムを実行するために、OSはAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)やCLI、またはGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を通じてアクセスされる。

 OSは、どのアプリケーションをいつ実行するか、各アプリケーションがどの程度のメモリを必要とするかを決定し、バッチ処理をしてバックグラウンドで動作するアプリケーションの数を減らし、接続されたハードウェアへの入出力を管理する。

 「Windows」と「macOS」はプロプライエタリOSで、各ユーザー企業が社内のソフトウェア開発者を通じてメンテナンスしている。Linuxは1990年代にPCユーザーのためのOSとして開発された。関心のある開発者や個人のコントリビューターが主にLinuxとコンポーネントの開発を担う。

用語2.カーネル

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図 カーネルのアーキテクチャ

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