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「VDI」で「CAD」を快適に使うための5大ポイントCitrix、VMware、MicrosoftのVDIでCADを動かす

CADソフトウェアは扱うファイルのサイズが大きくグラフィックスを多用するため、VDIで動かしたいときは構築時や運用時に気を付けるべきことがある。主要な5つのポイントを説明する。

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 「VDI」(仮想デスクトップインフラ)の利用は、エンドユーザーが在宅勤務などのテレワーク時に生産性を維持する方法の一つだ。ただしエンドユーザーがVDIで「CAD」(コンピュータ支援設計)ソフトウェアを使うときは、VDIの設定に注意する必要がある。主要なCADソフトウェアには、Autodeskの「AutoCAD」や「Civil 3D」、Bentley Systemsの「MicroStation」などがある。

 「通常のサーバと、仮想GPU(GPU:グラフィックス処理プロセッサ)が利用できるグラフィックスカードだけ準備すればよい」というのは、VDIでCADソフトウェアを利用するときによくある誤解の一つだ。CADソフトウェアに最適なVDIをセットアップするには、CPUとストレージ、ネットワークの選び方にも気を付けなければならない。さらにIT担当者は、仮想デスクトップのゲストOSをCADソフトウェアに最適化する必要がある。ユーザープロファイル管理に加え、画面転送プロトコルのポリシー設定も重要だ。

 以下に、CADソフトウェアの利用に適したVDIを構築するための、5つのポイントを紹介する。これらは、「Citrix Virtual Apps and Desktops」「VMware Horizon」「Windows Virtual Desktop」といった主要VDI製品・サービスのいずれかで、CADソフトウェアを動かす場合に適用できる。

ポイント1.コア数を重視しないCPU選定

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