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在宅勤務では「有線LAN」と「無線LAN」のどちらを選ぶべきか?:ホームネットワークの基礎知識【前編】
在宅勤務などのテレワークを実施する際は、クライアント端末を有線LANと無線LANのどちらに接続するべきなのか。選択のポイントを紹介する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大したことで、在宅勤務などのテレワークやオンライン授業が広がり、ホームネットワーク(家庭内ネットワーク)に変化が起きている。インターネットサービスプロバイダー(ISP)が提供する標準的な「CPE」(宅内設置機器)では通信接続の安定性が十分に確保できなくなり、ネットワークを改善する必要に迫られている人が少なくない。ホームネットワークの構築を考える上で、知っておくべきポイントを紹介する。
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ホームネットワークを構成する代表的なネットワーク機器を下記に示す。ISPがこうした全てのネットワーク機能をCPE一式で提供する場合もある。そうでない場合はエンドユーザーが自分でネットワーク機器を用意しなければならない。
- モデム(アナログ信号とデジタル信号を変換する装置)またはONU(光回線終端装置)
- ルーター(データ伝送の経路制御に利用)
- スイッチ(クライアント端末を有線LANで接続)
- 無線LANアクセスポイント(クライアント端末を無線LANで接続)
有線LANと無線LANのどちらを選ぶべきか
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