会議室の感染症対策はどうすべきか
誰にも触れず、何も触らない「非接触会議」を実現する方法
会議室にある機器を触らずに操作するための技術は、感染症対策として活用できる。こうした「非接触会議」は、どのような技術で実現できるのか。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行を受け、今後のオフィスの会議室の在り方を再考する動きが広がっている。感染症防止のために人と人の間の距離を確保しようとすると、会議室に収容できる人数は少なくなる。会議室でWeb会議ツールを利用する場合、カメラとマイクは間隔を空けて着席した参加者の姿と音声を収められるようにする必要がある。換気方法も問題になりそうだ。
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会議室に据え付けられた機器の操作方法についても考えなければならない。機器への接触を避けつつ会議を開始したり、ビデオ通話をしたりするにはどのような方法があるのだろうか。従業員が共同で使う機器への接触を極力減らす「非接触会議」を実現するための2つの方法を説明する。
1.音声操作
会議室の機器が全て音声で操作できれば、機器に触れずに会議を実施できる。音声操作技術は成熟している。音声操作機能を実装したアプリケーションの選択肢は豊富だ。コミュニケーションベンダーは感染症拡大を受けて、自社製品への音声操作機能の実装を進めると考えられる。
懸念点もある。「会議を開始する」といった単純なコマンドは音声で容易に実行できるが、共有ドキュメントの操作など、機器を触って実行する方が簡単な作業もある点だ。
2.モバイルアプリの利用
モバイルアプリケーションを使って会議室の機器を操作する方法もある。このやり方であれば、音声操作と比べて複雑な操作が容易だ。エンドユーザーは他人が触った機器に触る必要がなく、完全な非接触会議が実現する。
IT部門にとっては、モバイルアプリケーションの管理という新たな業務が加わる。会議に招かれた人だけが機器を利用できるようにするには、アカウント管理や認証などのセキュリティ対策が必要になる。
非接触会議が不可能な場合
企業にとって望ましいことは、音声かモバイルアプリケーションで操作できる機器を会議室用に導入することだ。現実には、今までの業務や事業を継続することを重視する企業が少なくない。非接触会議を実現するために新たな機器を導入したいと考えても、移行の負担を考えて既存の機器を使い続ける場合もある。この場合は会議室の衛生管理を徹底し、人々が触れる全ての機器を使用前後に消毒すると安全だ。
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