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「COBOL」プログラムが古くなっても動き続ける“切実な理由”:COBOLとの付き合い方【前編】
組織に古くからあるシステムで「COBOL」プログラムがいまだに稼働し続けていることは珍しくない。なぜそのような状況が生まれるのか。組織はなぜモダナイゼーションに踏み切れないのか。
プログラミング言語「COBOL」で開発した古いプログラムの運用はリスクをはらむ。組織はレガシーなCOBOLプログラムのモダナイゼーション(最新化)をするか、一から作り変えなければいけない。COBOLプログラムはさまざまな重要システムの中核にあり、組織がモダナイズに慎重になるのも無理はない。基幹システムに手を入れることは大きなコストやリスクを伴う。
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「COBOL」が残り続ける“切実な理由”
COBOLプログラムは銀行などさまざまな組織における基幹システムの中核を担っており、世界各国の政府機関がCOBOLプログラムを活用している。COBOLプログラムは概して運用にコストがかかり、機能が限られる。にもかかわらず現代もなお、組織はメインフレームでCOBOLプログラムを実行している。
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