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病院のシステムダウンで死者も? 医療機関が経験したランサムウェア攻撃の悲劇ランサムウェアが病院に及ぼす危機【第2回】

2020年の秋、ドイツのデュッセルドルフ大学病院がランサムウェア攻撃を受けた。システムダウンの影響で病院の運営にはどのような影響が出たのか。

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)中でも医療機関を狙うランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃。攻撃者集団の最新の動きに焦点を当てた第1回「いまだ続く医療機関のランサムウェア被害、主な標的は病院ではない?」に続き、第2回となる本稿は病院がランサムウェア攻撃を受けた実例を紹介する。

 病院がランサムウェア攻撃を受ける事件は、数的にはごく少数だが深刻なリスクがある。セキュリティベンダーSophosでシニアセキュリティアドバイザーを務めるジョン・シア氏は「病院の場合は金銭を失ってしまうことにとどまらず、患者の命にも影響を与えかねない」と指摘する。

ランサムウェアによるシステム停止が悲劇の引き金に

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