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Azure好調でもMicrosoftの成長が伸び悩む“なるほどの事情”“クラウド依存”が進むMicrosoft【第2回】

2022年度第4四半期のMicrosoftの売上高は、前年同期と比較して低い成長率となった。同期の決算発表の内容と、Microsoftが伸び悩む理由を解説する。

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 Microsoftの2022年度第4四半期(2022年4月〜6月)決算によると、クラウドサービス「Microsoft Azure」は堅調だ。一方で同社全体の売上高は伸び悩んでいる。その背景には何があるのか。

Microsoftが伸び悩む“あの理由”

 2022年に入ってからは、他の企業向けソフトウェアベンダーと同様、Microsoftも地政学に関連する問題に向き合う状況が続いている。同年7月に実施した証券アナリスト向け決算説明会で、同社は成長率が減速した理由を複数挙げた。具体的には以下が理由になったという。

  • PC販売の不振
  • 部品調達の停滞
    • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、中国での部品の生産停止が予想以上に長引いた。
  • ロシア事業の縮小
    • ロシアとウクライナの戦争の影響で、ロシアでの事業を大幅に縮小した。
  • 為替リスクの顕在化
    • 外国為替レートの変動が不利に働いた。
  • レイオフに伴うコスト発生
    • 2022年第3四半期に従業員の約1%をレイオフした際に、退職金や経費などのコストが発生した。

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