特集/連載
働き方の新常識「コンティンジェント労働者」とは? そのメリットは:「コンティンジェント労働者」を理解する【第1回】
米国で広がり始めた「コンティンジェント労働者」とは何者なのか。企業があえてコンティンジェント労働者を採用する理由とは何か。実態を探る。
労働者は自身の都合に合わせた働き方や独立性を求め始め、企業も正社員かどうかにこだわらず適切なスキルを備えた人材を確保しようという考え方に傾きつつある。こうした背景から、米国で新たな労働者の形として広がり始めたのが「コンティンジェント労働者」だ。
コンティンジェント労働者とは、
- 独立契約者(Independent Contractor)、コンサルタント、フリーランサー、人材派遣会社からの派遣社員といった臨時の労働者全般
を指す。勤務の開始日と終了日は決まっていることが一般的だ。コンティンジェント労働者は「平日の9時から17時まで」という標準的な勤務時間に従わない代わりに、自分の都合に合わせて、いつ、どこで仕事をするのかを決める自由を持てる場合がある。
併せて読みたいお薦め記事
人材関連の注目トピック
- 「IT企業からの転職組」が非IT企業を辞めたくなる理由
- “レガシー人材”求む 「メインフレーム管理者」がかつてないほど貴重な理由
- 「DEIB」ツールとは? 3億ドル市場に急成長のダイバーシティー支援手段
企業にはコンティンジェント労働者を雇うメリットがある。プロジェクトに応援が必要な時にすぐ増員することができ、プロジェクトが完了したら、解雇という嫌なタスクを実施することなく減員できる。既存スタッフにはない高度なスキルを補充できることもある。
第2回は、コンティンジェント労働者を雇用する際に、企業が押さえておくことが望ましい前提知識を紹介する。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.