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“低品質データ”を垂れ流し続けないための「SLA」とは:データクオリティーを保つ7つのベストプラクティス【第4回】
企業のビジネスを支えるデータ。誤った分析結果や判断を生まないためのデータクオリティー確保に際して、キーワードとなる「SLA」とは何か。
さまざまなデータソースから収集したデータについて、高いデータクオリティー(データ品質)を保つことは、良いデータ分析の基礎となる。データクオリティーを確保する7つのベストプラクティスのうち、3つ目を取り上げる。
3.データプロバイダーとの「SLA」締結
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連載:データクオリティーを保つ7つのベストプラクティス
- 第1回:“考えなしのデータ集め”は無価値どころか害悪 専門家が語る納得の理由
- 第2回:何の役にも立たない“低品質データ”はこうして生まれる
- 第3回:データの出どころを即答できないなら「データリネージ」を明確にしよう
企業のデータマネジメント戦略
電子部品の設計自動化ツールベンダーCELUSの創業者兼CEOであるトビアス・ポール氏は、データを販売するデータプロバイダーとサービスレベル契約(SLA)を結ぶことが有効だと説明する。SLAは
- データクオリティー
- データソース
- データフォーマット
に関する明確な定義を含む必要がある。
ポール氏のチームは、データの運用に関する責任を負う「データカストディアン」「データスチュワード」といったデータマネジメントの専門職を新設。データを変換して読み込む前にデータマネジメントの専門家がデータを確認できるようにした。「データクオリティーを確保するために、企業はデータをモニタリングし、アラートを上げる仕組みを設定すべきだ」と同氏は助言する。
第5回は、4つ目と5つ目のベストプラクティスを紹介する。
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