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コーディング不要のIT職「ビジネスアナリスト」「テクニカルリクルーター」とは何をする職業なのか:コーディングスキルがいらないIT職8選【第3回】
IT職の中には、コーディングスキルを必要としないものがある。その中の「ビジネスアナリスト」「テクニカルリクルーター」に関して、業務内容や必要なスキルを解説する。
コーディングスキル不問のIT職の役割や必須スキルを解説する本連載。第3回となる本稿は、そうしたIT職8つのうち5、6つ目を取り上げる。
IT職5.ビジネスアナリスト
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連載:コーディングスキルがいらないIT職8選
- 第1回:コーディング不要のIT職「スクラムマスター」「プロダクトオーナー」が備えるべきスキルとは?
- 第2回:コーディング不要のIT職「プロジェクトマネジャー」「ソフトウェアテスト担当者」が担う役割とは
コーディング以外のスキルの重要性
「ビジネスアナリスト」の主要な業務は以下の通りだ。
- 自社の目標と、そこに到達する上での課題を理解する
- 課題への理解を基にして、自社の目標達成にITを役立てる方法を提案する
- マネジャー、経営幹部、エンドユーザーと定期的に顔を合わせて、プロジェクトの要件を定義する
- 要件定義に基づいて、導入すべきソフトウェアとハードウェアを提案する
優れたビジネスアナリストであるためには、
- データ分析
- 統計に基づいた報告書の作成
- 会話、文面両方での円滑なコミュニケーション
といったスキルが欠かせない。自社のニーズに応じた最新技術について、常に最先端の情報に注意を払うことも重要だ。
IT職6.テクニカルリクルーター
以下に「テクニカルリクルーター」が実施する業務を挙げる。
- 事業部門のマネジャーや人事部門のリーダーと定期的に会って、自社のIT人材のニーズを確認する
- 潜在的な求職者の人脈を開拓して、職務の空きを埋める
- 応募者の技術スキルのレベルを見定めるために面接に参加する
- 新入社員研修に関わる
テクニカルリクルーターに求められるのは、以下の行動だ。
- 顔を広げるために業界イベントに参加するなど、人脈を継続的に築き、活動する
- 人材獲得に関する最新情報を入手して、人材獲得プロセスの効率を改善する人材調達ツールへの理解を深める
- 労働者を引き付けるベストプラクティスに従う
第4回は、7つ目と8つ目の職業を紹介する。
TechTarget発 エンジニア虎の巻
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