Raspberry Piに飽きた人が試したくなる“有力な代替品”はこれだ:Raspberry Piの基礎知識【中編】
シングルボードコンピュータ(SBC)は「Raspberry Pi」だけではない。用途に合ったSBCを選ぶために、Raspberry Pi以外の主な選択肢を理解しておこう。
最低限の要素から成るコンピュータ「シングルボードコンピュータ」(SBC)の代表例が「Raspberry Pi」だ。Raspberry Piは、コミュニティーによる厚いサポートと周辺部品の入手のしやすさから、人気のSBCであり続けている。ただし当然ながらSBCはRaspberry Piだけではない。SBCには幅広い選択肢があり、さまざまな用途で活用できる。
Raspberry Piの“有力な代替品”はこれだ
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連載:Raspberry Piの基礎知識
Raspberry Piの活用方法
市場には処理速度や価格を重視した製品、ゲームやAI(人工知能)モデルの学習といった特定の用途に特化した製品など、さまざまなSBCがある。主要なSBCは以下の通りだ。
- Banana Pi
- Tinker Board(ASUSTeK Computer)
- Le Potato(Libre Computer)
- La Frite(同上)
- ODROID(Hardkernel)
- Omega2(Onion)
- NanoPi(FriendlyElec)
家庭用SBCと、企業用のSBCは、必要なスペックが異なる。企業での利用に適したSBCを選択するには、それぞれのSBCにどのような機能があるのかを理解しなければならない。
Raspberry Piでは「Raspberry Pi 1 Model B+」から「Raspberry Pi 4 Model B」(写真)までのモデルは、USB 3.0コネクタ、イーサネットコネクタを搭載する。「Raspberry Pi Zero」はHDMI MicroコネクタとMicro-USBポートを備え、「Bluetooth」通信と無線LANを利用可能だ。
後編は、企業におけるRaspberry Piの活用例を紹介する。
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