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リモートデスクトップでマイクが使えないときに“まず確認すべき設定”はこれだリモートデスクトップでマイクが使えないときの対処法【第2回】

「リモートデスクトップ」でマイクが動作しないのは、リモートデスクトップに関する幾つかの設定が原因となっている可能性がある。マイクに問題が生じたときに、まず確認すべき設定とは。

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 MicrosoftのクライアントOS「Windows」が備える「リモートデスクトップ」は、テレワークを快適に進める上で役立つ。リモートデスクトップは、手元のPC(ローカルPC)で別のPCやサーバのデスクトップを操作する機能だ。

マイクに影響を与えるリモートデスクトップの設定は?

 リモートデスクトップを利用する際、マイクをはじめとする内蔵または外付けのデバイスがうまく利用できないと、利便性が低下する。ローカルPCでマイクが利用できるにもかかわらず、リモートデスクトップで利用できない場合は、リモートデスクトップの幾つかの設定を見直す必要がある。

 エンドユーザーは、リモートデスクトップに接続する前に、マイクをローカルPCに接続する必要がある。リモートデスクトップの接続中に、マイクをローカルPCに接続することも可能だが、プラグアンドプレイ(周辺機器を接続することで自動的に利用可能にする機能)が有効ではない場合や、問題が発生した場合に、マイクが利用できなくなる可能性がある。

 マイクは、リモートデスクトップの複数の設定内容に影響を受ける。マイクが機能しない場合、管理者は以下の項目の設定を確認するとよい。

  • クライアントアプリケーション「リモートデスクトップ接続」の設定
  • リモートデスクトップの接続先サーバとドメイン(エンドユーザーやデバイスの管理単位)に関する「グループポリシー」の設定
    • グループポリシーは、エンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する仕組み。
  • 「Windows Audio」など、Windowsのオーディオに関わるプログラムの設定

 Windowsのリモートデスクトップだけではなく、Citrix SystemsやVMware、Parallelsなど、Microsoft以外のサードパーティーベンダーがリモートデスクトップソフトウェアを販売している。これらのサードパーティー製ソフトウェアでは、マイクを利用するために追加の設定が必要になる場合がある。


 第3回は、リモートデスクトップの適切なグループポリシーの設定方法を説明する。

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