特集/連載
テレワーク中の「なんとなく残業」をなくす“特効薬”はこれだ:テレワークの開発者がやる気を保つヒント5選【第3回】
オフィスワークでは、通勤時間が脳のオンオフを切り替える役割を担っている面がある。テレワークでメンタルを切り替えるためには、何をすればよいのか。
テレワークでは、オフィスワークのように周囲からの活気を感じることが難しい。その中で、開発者がやる気を失わないための5つのヒントのうち、3つ目を紹介する。
ヒント3.「儀式」を作る
併せて読みたいお薦め記事
連載:テレワークの開発者がやる気を保つヒント5選
テレワーク時のメンタルケア
やる気が出ないときは、テレワークではなかなか勤務を始めたくならないことがある。特に調子が悪いときは、本腰を入れて仕事を始める時刻があまりに遅くなり、残業する羽目に陥る。そうなると一層やる気がそがれかねない。
このような状態に対処する方法の一つは、自分自身を「自宅モード」から「仕事モード」に切り替えるための「儀式」を作ることだ。それを、交通渋滞やラッシュに巻き込まれることの代わりとして、自宅からオフィスへの普段通りの“通勤”と解釈する。
やり方は人によって異なるが、仕事モードに入るために役立つアイデアを幾つか紹介する。
- 近くのカフェで30分コーヒーを飲んで過ごし、帰宅したタイミングを始業時とする
- 通勤するような気持ちで、20分間近所を散歩する
- 20分かけて自分が携わる分野の専門サイトや出版物、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などに目を通し、働く思考状態に持ち込む
- 運動したり、シャワーを浴びたり、お茶を飲んだりしてから仕事に取り掛かる
その日の業務を終えるための儀式を確立させることも大切だ。手軽な方法としては以下がある。
- 10分掛けて明日やるべきことをチェックする
- PCをシャットダウンする
始業と終業の儀式化のためには、自分にとって何が最善かを試し、その行為をやり続けることが重要だ。1日の始まりの計画を守り、きちんと終わらせる必要がある。「メールの返事をあと1通」「ツイート(投稿)をあと1回だけ」といった具合にダラダラと仕事を続けると、モチベーションに影響が出てしまう。
第4回は、4つ目のヒントを紹介する。
TechTarget発 エンジニア虎の巻
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.