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快適な空調でもフレックスでもない“働きたくなるオフィス”の条件はこれだ:ハイブリッドワークに「DaaS」などのITはどう生きるのか【第1回】
企業でハイブリッドワークの取り組みが進んだことで、オフィスの役割が変化しつつある。従業員のハイブリッドワークを実現し、働きやすい職場を整備するには、どのようなオフィスが必要なのか。
テレワークとオフィスワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」という働き方が広がりつつある。ハイブリッドワークを選択できる企業には、仮にこうした働き方が廃止されたら、退職を検討する従業員も存在する。
“理想のオフィスに求める条件”はこれだ
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従業員の働き方やオフィスに対する意識は大きく変化している。Microsoftは調査会社YouGovの調査結果(2022年8月に英国企業の従業員1008人とIT意思決定者501人を対象に実施)を基に、調査レポート「The re-imagined office: not a re-design but a re-define」を発表した。同レポートによると、「『新しいオフィス』に最も必要なものは何か」という設問で、従業員の回答者から最も多く挙がった要望は「高性能な無線LAN」(49%)だった。その他、
- 空調での適切な温度管理(47%)
- フレックスタイム制の導入(46%)
- 通勤のしやすさ、アクセスの良さ(43%)
などが要望として挙がった。従業員が雇用主に対し、働くときの利便性の向上を求めていることは明らかだ。
時間や場所にとらわれない働き方への、従業員のニーズは高まっている。ハイブリッドワークの実現には、従業員がどのような場所やデバイスでも作業できるようにするツールや技術が役立つ。
次回はハイブリッドワークの実現を支援する、主要なITを整理する。
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