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顧客理解を助ける「CDP」の選び方 見落とせないポイントはこれだ「CDP」選択のための5つのステップ【第3回】

「CDP」(顧客データプラットフォーム)導入の目的を突き詰めれば、導入すべきツールが具体的に見えてくる。さまざまなツールの中から、自社に適合した製品を選ぶためにチェックしておきたいポイントとは。

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CRM | マーケティング


 顧客エンゲージメント(顧客とのつながり)を強化する上で、顧客データを一元管理する「CDP」(顧客データプラットフォーム)ツールを適切に機能させるには、選定時に何に気を付ければよいのか。CDPツールの導入検討チームが、適切なCDPツールを選択するための5つのステップのうち、3つ目と4つ目を紹介する。

3.「そもそも連携できるかどうか」を明確に

 CDPツールの導入目的を定めた後、CDPツールの導入検討チームは顧客エンゲージメントの維持・強化に使う既存ツールに注目する必要がある。CDPツールが、既存ツールとどのような連携が可能かを判断するためだ。

 企業はCDPツールの導入後、通常はAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を使用して、既存ツールから顧客データを抽出し、CDPツールで一元管理することになる。顧客データをCDPツールに集約することで、企業は信頼できる唯一の情報源としてCDPツールを活用し、顧客データ全体をきめ細かく分析したり、貴重なビジネスの知見を得たりしやすくなる。

4.比較は機能+αに配慮を

 CDPツールの導入検討チームは、自社のビジネスと技術的な目的を理解した上で、そのニーズを満たすCDPツールを調査することが必要だ。CDPベンダーのマーケティング資料や実装の技術資料を確認しながら、オンラインで初期調査を開始する。CDPツールへの顧客データ集約を実現した他のユーザー企業に意思決定プロセスを学んだり、CDPツールの特徴、利点、課題について質問したりすることもできる。

 最初の調査を終えて候補を選んだら、ベンダーまたはベンダーのパートナーに連絡を取り、自社のビジネス目的や既存ツールを考慮して、どのCDPツールが最適かを判断する。ベンダーのパートナーに対して、連携プロセスの技術的な詳細について説明を依頼することも可能だ。


 第4回は、5つ目のステップを紹介する。

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