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働く場所も時間も自由な「非同期型の働き方」に喜ぶのは社員じゃなくて経営者?:「非同期型の働き方」のベストプラクティス【中編】
「非同期型の働き方」を歓迎するのは、従業員だけではない。適切なITツールを駆使することで、企業も非同期型の働き方によるメリットを享受できるという。どういうことなのか。
テレワークとオフィスワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」が当たり前になりつつある中、企業では従業員がそれぞれ別の場所、別の時間帯で働くことが珍しくなくなった。このような「非同期型の働き方」は、企業にどのようなメリットをもたらすのだろうか。
「非同期型の働き方」に喜ぶのはむしろ経営者? その訳とは
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連載:「非同期型の働き方」のベストプラクティス
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ワークライフバランス向上のために、従業員は自分の働く場所や時間を自分で決めたがっている。従業員が自分の働き方に満足していれば、企業は生産性の向上やイノベーションの創出をしやすくなる。
非同期型の働き方でメリットを得るのは従業員だけではない。以下のデータを取得可能なツールを使って非同期型の働き方を実践すると、企業は経営に役立つさまざまな知見が得られるようになる。
- プロジェクトの詳細な記録
- プロジェクトやチームメンバーの仕事の最新状況(期限に間に合うかどうかなど)
- プロジェクトの課題
- 特定のチームメンバー同士の共同作業における相性の良さ
- 最も大きな価値を提供しているチームメンバー
- チームが効率的に対処できる問題
こうした細かいデータを継続的に確認することで、企業は自社に最適なチームと戦術を見極められるようになる。このようなデータをまとめたドキュメントがあると、チームメンバーを入れ替えても、新しいチームメンバーが戦力になる時期を大幅に早められる可能性がある。
後編は、非同期型の働き方を効果的に実現するためのITツールを解説する。
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