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旅をしながらAmazonで働ける「CamperForce」がひっそり終了の“謎”Amazonで進む人事改革【後編】

Amazon.comの季節雇用制度「Amazon CamperForce」がひそかに終了していたことを、複数のキャンピングカーユーザー向けニュースサイトが報じた。そもそもCamperForceとは何なのか。終了の背景とは。

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Amazon | 経営 | 人事


 Amazon.comのある社内制度が、あまり注目を集めないまま、ひっそりと終了していた。現場作業者向けの季節雇用制度「Amazon CamperForce」がそれだ。CamperForceとは、どのような雇用制度なのか。なぜ終了したのか。

旅して働ける“夢の制度”「CamperForce」終了の謎

 CamperForceは、キャンピングカーなどのRV(レジャーユースに適した車種)を常時、または一時的に住居として使用する旅行者を主な雇用対象としていた。CamperForceでは、従業員は米国内にあるAmazon.comのフルフィルメント(物流)センターで、商品のピックアップや梱包、出荷などに携わることになっていた。

 Amazon.comは、CamperForceの終了について「採用プロセス効率化の一環だ」と説明。今後は通常の採用プロセスに、CamperForceの要素を組み込む考えだ。

 米国では住宅価格の高騰から、路上生活や車上生活をせざるを得ない人が続出している。2021年一般公開の映画『Nomadland』(ノマドランド)は、車上生活者の一端を描いている。Amazon.comのフルフィルメントセンターで働く人々が登場したことが話題になった。

 2023年1月に、キャンピングカーユーザー向けニュースサイトが次々に、Amazon.comのCamperForce紹介サイトが閉鎖したことを指摘した。Amazon.comは2022年12月中旬に、CamperForce参加者にWebサイトの閉鎖を伝えたという。

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