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PythonとGoを「パッケージ依存関係」管理で比較 どう違うのか?「Python」と「Go」の違いを比較【第4回】

プログラミング言語「Python」「Go」には、パッケージの依存関係管理に違いがある。どのような違いがあるのか。選定のために把握すべきことを整理する。

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 「Python」と「Go」(「Golang」とも)という2つのプログラミング言語の間には、さまざまな違いが存在する。両者の5つの違いのうち、2つ目を説明する。細かい違いではあるものの、本格的に活用する上では、無視できない違いだ。

比較ポイント3.「依存関係」の管理方法

 プログラミング言語におけるパッケージ(関数群)には、他の特定のパッケージがないと正しく動作しないといった依存関係がある。問題を起こさないためには、パッケージの依存関係を適切に管理することが必要になる。

 Pythonはパッケージの依存関係を管理する手段として、パッケージ管理ツールの「pip」を使用する。pipはPythonのバージョン3.4以降には標準で付属するものの、それ以前のバージョンには付属しない。こうしたバージョン間の差異が、Pythonを使う開発者にとってフラストレーションの原因になることがある。

 Goは複数のパッケージを管理する仕組みである「Goモジュール」(Go module)を使って、パッケージの依存関係を管理する。コマンドラインインタフェース(CLI)を使って、Goモジュールを初期化して利用可能な状態にしたり、必要なパッケージをダウンロードしたり、テストを実行したりすることが可能だ。

 Pythonの場合、利用するバージョンによっては、開発者がパッケージ依存関係の管理手法を調査して選定したり、導入・設定をしたりする必要がある。バージョンをまたいだパッケージ依存関係管理の一貫性を重視する開発者には、Goが適する。


 第5回は、PythonとGoの並行処理を比較する。

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