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「コメント」の“本当の意味”を誤解していないか?プログラマーが知るべき「良いコメント」の条件【第1回】

ソースコードにおいて「コメント」は重要だ。ところが内容や意図が分からないコメントはよくある。書き方によっては、自分が書いたコメントさえ“判読不能”になることも。そもそもコメントとは何のためにあるのか。

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 ソースコードにおける「コメント」は、プログラミングの基本的な要素だ。にもかかわらずプログラマーの間で、コメントの本来の意味が十分に理解されているわけではない。コメントを正しく理解して使いこなせるかどうかが、ソースコードをより良いものにするか、あるいは混乱を招くものにするかの分かれ目となる。

そもそも「コメント」は“あれ”のためにある

 ソースコードは、人がコンピュータに動作を指示するためのもの、つまりコンピュータに読んでもらうものだ。ただしソースコード中のコメントに限っては、コンピュータではなく人が読むことが前提となる。

 コメントは、ソースコードの該当部分が「何をするか」ではなく「何のためのものか」を伝えるためにある。プログラマーは「それを読めば、プログラム実行時に何が起こるのかが理解できる」コメントを書くことが欠かせない。

 コメントを使うことで、プログラマーはソースコードに付加的なテキストを記述できる。プログラマーはコメントで、ソースコードの目的を大まかに説明したり、参考情報を提供したり、バグ修正履歴を記したりすることが可能だ。


 次回以降は、悪いコメントおよび良いコメントの例と、コメントを優れたものにするための要件を紹介する。

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