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VMware HorizonとCitrix Virtual Apps and Desktopsを比較 “人材”で選ぶと?VMwareとCitrixの「デスクトップ仮想化製品」を比較する【前編】

「VMware Horizon」と「Citrix Virtual Apps and Desktops」は、いずれも仮想デスクトップを運用する上で十分な機能を備えるが、それぞれに長所と短所が存在する。どちらを選ぶかを判断するポイントを説明しよう。

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 デスクトップ仮想化製品を選択するには、さまざまな観点から比較検討する必要がある。VMwareとCitrix Systems(以下、Citrix)は、言わずと知れたデスクトップ仮想化の大手ベンダーだ。デスクトップ仮想化製品として、VMwareは「VMware Horizon」、Citrixは「Citrix Virtual Apps and Desktops」を販売している。

 VMware HorizonとCitrix Virtual Apps and Desktopsは、それぞれに長所と短所が存在する。基本的な機能はどちらも大きくは変わらない。どちらを選択すればよいのかを判断するヒントとして、選択のポイントを説明する。

「人材」「知識」を確認する

 製品知識を認める認定資格や、製品の運用スキル獲得を支援する研修プログラムがあるのは、VMware HorizonもCitrix Virtual Apps and Desktopsも同じだ。社内のIT担当者がVMware HorizonなどのVMware製品の認定資格を持っている場合は、VMware Horizonを選んだ方がスムーズに運用できる可能性がある。同様にCitrix製品の認定資格を持つ場合は、Citrix Virtual Apps and Desktopsの方が選びやすい。

 VMware HorizonやCitrix Virtual Apps and Desktopsに精通した人材がいない場合でも、心配する必要はない。デスクトップ仮想化製品を導入した後に、IT担当者に研修を受けてもらえばよいからだ。一方でIT担当者がどちらか一方の製品を経験し、その認定資格を取得したとしても、もう一方の製品に慣れるのは難しい場合がある。

 特定の製品に関する長年の経験は、問題のトラブルシューティングに役立つ。デスクトップ仮想化製品のベンダーを決める前に、各IT担当者の保持している認定資格や製品の使用経験を確認するとよい。


 次回以降は、VMware HorizonとCitrix Virtual Apps and Desktopsを、さまざまな特徴で比較する。

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