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「Visual Studio Code」で何か新しく始めたい? それなら断然「Java」だね今こそ「Java」な“これだけの理由”【第5回】

「Java」は最新言語ではないことは確かだ。それでもプログラミングに利用可能な開発ツールの選択肢がいまだに広がっているなど、Javaの魅力は色あせない。Javaの“非凡さ”を示す事実を知ろう。

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 プログラミング言語および開発・実行環境「Java」の習得を検討する開発者にとっては、日常的に利用することになる開発ツールの状況は気になるところだ。老舗言語は概して、その主要な開発ツールにも相応の歴史がある。だからといって「Javaでは新しい開発ツールが使えない」と考えるのは早計だ。

理由7.Visual Studio Codeも使える「開発ツールの選択肢」

 Javaを利用する開発者の間では、開発ツールとして「NetBeans IDE」「Eclipse Che」といったオープンソースのIDE(統合開発環境)が広く使われている。2021年には、Microsoftがソースコードエディタ「Visual Studio Code」(以下、VS Code)で利用可能なプログラミング言語として、Javaを追加した。

 Microsoftは、同社のクラウドサービス群「Microsoft Azure」の利用促進の一環として、以下の取り組みを続けてきた。

  • 独自のJDK(Java開発キット)を配布
  • Oracleが認定したJava専門家の称号「Java Champion」を獲得した人材を雇用
  • Oracleが開催する年次Javaイベント「JavaOne」に大規模ブースを出展

 こうした中、Microsoftは開発者から人気を集めるソースコードエディタVS Codeの対象言語に、Javaを追加した。モダンなツールでプログラムを開発したいJava開発者や、VS Codeを使ったことがあるJava開発者ならば、VS Codeは有力な選択肢になり得る。

理由8.当たり前じゃない「恒常的なサポート」

 「Amazon Web Service(AWS)が新しいクラウドサービスを公開したら、そのクラウドサービスをJavaで使うためのAPIを、Oracleがすぐに提供してくれる」と考えるJava開発者は少なくない。Javaを利用していると、こうした「新しいツールやサービスをJavaですぐ使える」ことに慣れてしまう。実際には、こうした恒常的なサポートが得られることは、決して当たり前のことではない。

 「Ruby」「Rust」「Go」といったオープンソースのプログラミング言語は、主にサポートをオープンソースの開発コミュニティーに頼ることになる。そうしたサポートは、企業向けのサポートと比べて安定さを求めにくい。


 次回は、9個目と10個目の理由を紹介する。

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