検索
特集/連載

「Java」がいまだに使われ続ける“端的な理由”「Java」が人気言語であり続ける5つの理由【前編】

開発者からの支持を集め続けるプログラミング言語「Java」。根強く利用される背景には何があるのか。Javaの主なメリットを整理する。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 プログラミング言語には、はやり廃りがある。その中で「Java」は、開発者に支持され続けてきた。この傾向は、2022年以降も間違いなく続くと考えられる。本連載は、2022年の今からでも開発者がJavaを習得すべき主な理由を5つ紹介する。前編は、そのうち2つを取り上げる。

理由1.根本的な有用性

 登場以来、Javaの人気が衰えないのはなぜだろうか。端的に答えるなら、Javaは

  • プログラミングの難しい問題を解決するためのライブラリ(プログラム部品群)を豊富に備える、バランスの取れたプログラミング言語

だからだ。

 Javaは素早い処理や高度なセキュリティ、長期のメンテナンスが必要なアプリケーションの開発に適している。Javaに関する深い知識を持つコミュニティーの存在は、開発者にとって心強い。

 登場以来、Javaは複雑な企業システムで発生する問題を解決できる、ユーザーフレンドリーなプログラミング言語になるよう設計されてきた。これはまさに、現代の企業が必要とするプログラミング言語だと言える。

理由2.中国市場での存在感

 Webトラフィックを解析するWebサイト「StatCounter」の2021年2月〜2022年2月における統計情報によると、中国のモバイルデバイスのシェアは約80%が「Android」デバイスだ。2位の「iOS」デバイスのシェアは20%前後で、大きく離れている。調査会社TrendForceは、「2022年もこの状況は大きく変化しない」と予測する。

 JavaはAndroid用アプリケーション開発のための主要なプログラミング言語だ。中国におけるAndroid用アプリケーションの需要だけでも、今後しばらくはJavaエンジニアのニーズがあると考えられる。

TechTarget発 エンジニア虎の巻

米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る