「Java」はなぜ、今も昔も開発者に愛されるのか:Javaが愛され続ける5つの理由【後編】
「Java」はさまざまなアプリケーション開発に活用できるプログラミング言語だ。Javaが開発者からの支持を得続けている理由を説明する。
プログラミング言語および開発・実行環境「Java」は、今もアプリケーション開発で広く使われている。前編「『Java』を学びたくなるシンプルな理由」に続く本稿は、その5つの理由のうち、残る3つを解説する。
併せて読みたいお薦め記事
Javaプログラミングのノウハウ
- Javaの「変数」「メソッド」「定数」名の“ひんしゅくを買わない”付け方
- Javaで「ケバブケース」はなぜ駄目? 「参照型変数」「パッケージ」の命名規則
- Javaのプロが避ける「波かっこ」の“駄目”な使い方とは?
理由3.周辺ツール開発が盛ん
Javaは数あるプログラミング言語の中でも開発ツールが充実している。このことはJavaの評価を揺るぎないものにするのに一役買っている。Java開発者は、アプリケーション開発を効率化するためのさまざまな開発ツールをJavaで開発している。Javaで記述された開発ツールには以下の例がある。
- ビルド(実行可能ファイルの生成)自動化ツール「Gradle」
- プロジェクト管理ツール「Apache Maven」
- CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)ツール「Jenkins」
- アプリケーションサーバ「Apache Tomcat」
- コンテナでJavaアプリケーションを扱うためのフレームワーク「Quarkus」
理由4.Androidアプリケーション開発が可能
Javaは、世界中に普及したスマートフォンOS「Android」用アプリケーションの開発における標準プログラミング言語だ。PC用アプリケーションやサーバサイドアプリケーションをJavaで開発できる人であれば、Androidアプリケーション開発のノウハウも素早く習得できる。Javaアプリケーションを実行する「Java仮想マシン」(JVM)と、Androidアプリケーションを実行する「Dalvik」「Android Runtime」の違いは、Androidアプリケーション開発を少し学習すれば意識せずに済む。
理由5.継続的な進化
徐々に、だが着実にJavaは進化を積み重ねている。Javaの開発元は、長期サポート版(LTS)ではJavaコミュニティーが求める大きな変更を、それ以外のバージョンでは漸進的な改良を加えてきた。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.