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野村信託銀行がクラウド型の「銀行業務統合システム」を導入 その理由は?NEWS

野村ホールディングス子会社の野村信託銀行が、業務効率化や顧客との関係強化に向けてクラウド型の銀行業務統合システムを導入した。システム選定の背景を紹介する。

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 クラウド型の銀行業務統合システムを提供するnCinoは2023年9月12日、同社の銀行業務統合システム「nCino」を野村信託銀行が導入したと発表した。自行における業務の効率化、データセキュリティ対策の強化に取り組む必要があった野村信託銀行はなぜnCinoの採用を決めたのか。その理由を紹介する。

野村信託銀行がnCinoを選んだ理由は?

 nCinoは、例えば以下のような銀行業務を統合するシステムで、銀行内の各部門が保持しているデータの統合、手作業で実施してきた業務の効率化や自動化が可能となる。

  • 新規取引開始業務
  • 顧客管理
  • 稟議(りんぎ)書の作成
  • 口座開設

 行内向けシステムと共に、顧客向けシステムを備えていることもnCinoの強みだ。モバイルデバイスからでも閲覧可能な顧客向けポータルサイト機能を備えており、銀行は個人向けローンの相談や受け付けといったサービスを提供できる。顧客は必要な情報に時間、場所、デバイスを問わずにアクセスできる。

 野村信託銀行がnCinoの採用を決めた理由は以下だ。

  • 顧客管理、融資の受け付けから稟議までの業務が一体となっていることで業務効率の改善が見込めること
  • 顧客中心のデータ管理におけるセキュリティの向上を実現できること
  • 顧客に付加価値の高いサービスを提供する業務インフラであること

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