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AWS、Azure、GCPの“実は使っていない無駄リソース”をあぶり出すツールとは?:クラウドサービスの無駄遣いを防ぐ方法【第4回】
リソースの利用状況を詳細に監視することは、クラウドサービスの無駄遣いを防ぐための有力な手段だ。監視に役立つツールを説明する。
クラウドサービスの使い過ぎを防ぐには、契約前後の対策が重要だ。クラウドサービスの無駄遣いを防ぐために、ユーザー企業が実践できる方法は大きく3つある。
1.リソースの利用状況を監視する
ユーザー企業は定期的にクラウドサービスの使用状況を追跡し、使い過ぎている可能性があるリソースを特定する必要がある。簡単に利用を始められるのは、クラウドベンダーが提供している以下のリソース監視ツールだ。
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連載:クラウドサービスの無駄遣いを防ぐ方法
- 第1回:脱クラウドも無力? 「クラウド高過ぎ問題」がなくならない“根本的な理由“
- 第2回:「不要なのに利用料金が生じ続けるクラウド」がなくならないのはなぜ?
- 第3回:「勝手なクラウド契約」を“絶対に許してはいけない”のはなぜ?
- Amazon Web Services(AWS)の「Amazon CloudWatch」
- Microsoftの「Azure Monitor」
- Googleの「Cloud Monitoring」
企業のIT部門は「クラウド管理プラットフォーム」(CMP)を使用して、クラウドサービスのリソースの利用状況を監視し、割り当て方を考えることができる。IBMによるリソース監視ツールベンダーTurbonomicの買収など、CMP市場は変化が大きい市場だ。IT部門は入念にCMPを調査する必要がある。
クラウドサービスの運用管理を担当するエンジニアは、CMPを導入前に試すことが大事だ。CMPの監視機能とレポート機能を使い、自社のリソース監視に必要な機能が十分にあるかどうかを確認する。
第5回は、クラウドサービスの無駄遣いを防ぐための2つ目の方法を説明する。
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