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Windows 11で困ったときの裏技「OS再インストール」2種の違いOSを元通りにする“あの手”の基本【第4回】

PCの動作に不具合がある場合や、PCを誰かに譲ったりする場合、リセット(初期化)が必要になることがある。Windows 11でリセットをする場合に選ぶべき、OSの再インストール方法とは。

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 PCにどうしても修復できない問題が発生するなど、何か深刻な事態に陥った場合の“最後の手段”として使えるのが「リセット」(初期化)だ。MicrosoftのクライアントOS「Windows 11」でリセットを実行する場合、OSを再インストールする2つの選択肢がある。それぞれ何が違い、どう選択すればいいのか。具体的な手順と共に紹介する。

Windows 11の「OS再インストール」2種は何が違う?

 Windows 11でリセットの手順を進めると、OSを再インストールすることになる。Windowsの再インストール方法は、以下の2通りある。

  • クラウドからダウンロード
  • ローカル再インストール

 「クラウドからダウンロード」を選択すると、Microsoftのサーバから、インストール用のファイルをダウンロードすることになる。既存のWindows 11が損傷していると考えられる場合は、この選択肢が適している。

 「ローカル再インストール」を選択すると、PCに保存されているデータを使い、リセットすることになる。この選択肢は「クラウドからダウンロード」を選ぶよりもリセットが高速になる。ただしWindows 11に何か損傷がある場合、その問題は残ったままになる。そうした問題がなければ正常に動作するはずだ。より安全を期すのであれば、「クラウドからダウンロード」を選択する必要がある。

追加の設定

 再インストールの方法を選択した後は、画面に「追加の設定」が表示される。設定を変更せずにリセットの手順を続行するには「次へ」をクリックすればよい。

 設定を変更する場合は「設定の変更」をクリックする。この設定画面では、データのクリーニング(削除)をするかどうかなど、追加の設定を選択可能だ。

 以上の手順を進めると、リセットの最終確認画面が表示される。「リセット」をクリックするとリセットのプロセスが開始するため、ここはリセットをキャンセルする最後のチャンスとなる。もしここで間違ってリセットを実行してしまった場合は、事前に取っておいたバックアップを使って元の状態に戻すしかない。

 リセットを実行して一連のプロセスが完了すると、PCは工場出荷時の状態に戻る。PCを売却したり誰かに譲ったりするならば、それがすぐに可能な状態だ。もしPCに元の設定を反映したりアプリケーションを追加したりするならば、まだかなりの作業が残っている。

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