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「できる人」だと思ってもらえる魔法のフレーズ集、避けるべき“NGワード”:若手技術者に向けたアドバイス6選【中編】
職場において若手技術者はさまざまな悩みを抱える傾向にあるが、その解決策として重要なのが、言葉の選び方を含めたコミュニケーションスキルだ。すぐに仕事に役立つ「フレーズ集」を紹介する。
若手技術者は、職場でさまざまな悩みを抱える傾向にある。自分の意見を真剣に聞いてもらえていない、責任ある仕事を任せてもらえないといった状況は、使用する言葉の選択だけで打開できることがある。
言葉の選び方一つが、周囲に話を聞いてもらえるか聞き流されてしまうかを左右する。慎重に発言内容を考え、自信に満ちた話し方を実践すれば、自分の意図を正しく伝えたり、議論の主導権を握ったり、他人の意見に角を立てずに異を唱えたりすることができる。
「適切な言葉の選び方を知ることは、周囲からの信頼や尊敬を獲得することにつながる」。リーダーシップコーチ兼キャリアコーチとして活躍するシャロン・イルストラップ氏はそう話す。イルストラップ氏は「日々の仕事で使えるフレーズ」をリストにまとめている。その中から、会議で意見を主張する際のフレーズや主導権を握るフレーズ、使ってはいけないフレーズなど「すぐに使えるフレーズ集」を紹介する。
自信に満ちた言葉遣いを身に付ける
会議で自分の意見を主張する際に使えるフレーズ集
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連載:若手技術者に向けたアドバイス6選
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- 「私は……がいいと思います」
- 「明確にしますと、次の重要なステップは……です」
- 「次は……に取り掛かります」
議論の主導権を握る際に使えるフレーズ集
- 「どのようにしてその結論に至ったのですか」
- イルストラップ氏によると、「なぜその結論に至ったのですか」と聞くのは良い案ではない。「なぜ」という言葉は、人の防衛反応や対立反応を呼び起こす傾向にあるからだ。
- 「他に何を議論した方がいいでしょうか」
- 「他にどのような懸念がありますか」
誰かの意見に反対を示す際に使えるフレーズ集
- 「この問題について、私は別の角度から考えました」
- 「この案と、私が考える案の主な違いは……です」
- 「ありがとうございます。われわれの優先順位と一致すれば、ご連絡します」
提案する際に使えるフレーズ集
- 「……にしてみたらどうでしょうか」
- 「……したら、どうなりますか」
避けるべきフレーズ集
避けるべきフレーズには以下のようなものがある。これらの言い回しは、自信のなさを印象付けてしまう可能性がある。
- 「正直に申しますと……」
- 「恐らく……」
- 「私が思うには……」
- 「ただの思い付きですが……」
- 「すみません、これは個人的な意見ですが……」
- 「申し訳ないのですが……」
次回は、質問をしたり上司に相談をしたりする際のこつを紹介する。
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