「iPhone」と「Android」が“全く別物”であるこれだけの違い:iPhoneとAndroidのスマートフォンを比較【第1回】
Appleの「iOS」とGoogleの「Android」を搭載したスマートフォンには、さまざまな違いがあり、それはスマートフォンを選ぶ際の欠かせない視点になる。iPhoneとAndroid端末は根本的に何が異なるのか。
スマートフォンを選ぶときに最初に理解しておく必要があるのは、AppleのモバイルOS「iOS」を搭載した「iPhone」と、GoogleのモバイルOS「Android」を搭載したスマートフォンの違いだ。iPhoneとAndroid端末を根本的に異なるスマートフォンにしている特徴は何なのか。各種の視点で比較する。
「iPhone」と「Android」の各種の違い なぜ“全く別物”なのか?
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AppleはiOSの利用を自社製の端末に限定することで、セキュリティの強化を実現している。同社はiOS用のアプリケーションを厳格に審査している。
AndroidはオープンソースのOSであるため、さまざまなベンダーの端末で動作する。開発者はAndroid用のアプリケーションを独自に開発したり、利用したりできる。
この違いが、デバイスの性能や管理のためのさまざまな要素に影響を及ぼしている。ユーザー体験やセキュリティ、管理の容易さ、価格もまた、企業がスマートフォンを選ぶ際に考慮すべき重要な要素になる。
企業がスマートフォンを選択する際の基準
Androidはさまざまな端末で利用できる。Googleは「Android Enterprise Recommended」というリストで、企業の業務に適した基準を満たした機種を示している。
Androidは幅広い端末を選択できることが利点の一つだ。だが社内に多様なベンダーや機種のスマートフォンがある場合、各端末のアップデートが遅れたり、管理方法が複雑になったりするリスクがある。こうしたリスクは、セキュリティの問題につながる可能性がある。
AppleはOSと端末を自社で開発している。iPhoneは発売から最低5年間は定期的なアップデートを保証している。これはセキュリティ対策や、OSの最新の機能が利用できるという点でメリットとなるが、価格やハードウェアの選択肢が限られている点がデメリットとなる。
頑丈なスマートフォンや防水性の高いスマートフォンが必要な場合、複数のスマートフォンから選択できる点は、Androidの利点だ。iPhoneを利用する場合は、ハードウェアの耐衝撃性を高めるために追加の保護ケースが必要になる場合がある。
バッテリーの持続時間やストレージ容量は業務用端末を選ぶときに重要なポイントになる。Android端末もiPhoneも、バッテリーの持続時間はモデルによって異なる。
第2回は、ユーザー体験とセキュリティの観点でiPhoneとAndroid端末を詳しく比較する。
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