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Google Cloudで「クラウドコスト」の無駄をなくす“基本の方法”とは?Google Cloudのコスト削減術【後編】

「Google Cloud」にはリソースの使用に関するアドバイスをしてくれるサービス「Recommender」がある。他にもデフォルトの機能使えばコストを抑えられる可能性がある。

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 Google のクラウドサービス群「Google Cloud」はユーザー向けに、リソースの使用に関する推奨事項やインサイト(洞察)を提供するサービス「Recommender」を提供する。Recommenderはリソースの使用パターン、リソース構成、その他の要因を機械学習で分析した上で推奨事項を示す。

 Recommenderをうまく使えば、リソースやコストの最適化と、タスクの自動化につながる可能性がある。何ができるのか。

Recommenderが示してくれる項目とは

 Recommenderが提示してくれる主な項目は以下の通りだ

  • VM(仮想マシン)のサイズ
  • アイドル状態のリソース
  • ストレージの構成方法
  • 不要なデータの削除

クォータ(割り当て上限)の設定

 クラウドのコスト上昇や予期せぬ出費の原因として、使用量の超過が挙げられる。事前に、ユーザーごとに利用できるクォータを設定することで、リソースの過剰プロビジョニングを防ぎ、想定外の出費を防げる。

 クォータは、クラウドコスト最適化の基礎だ。プロジェクトに応じてクォータを設定することで、開発者やサービスアーキテクトはクラウドリソースをより効率的に利用できるようになる。自社が利用するクラウドサービスにおける未使用のリソース削除にもつながり、コストを削減できる。

コストの配分

 Google Cloudはタグ付けによって階層別にコストを割り当てることができる。この機能を利用すれば、特定の部署やプロジェクト単位でコストを割り当てられるため、予算を最適化すべき領域を特定し、より正確に予算を配分できる。

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