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装着すればスマホやPCが“頑丈”になる「防爆ケース」とは?「頑丈ノートPC」の概要と主要製品6選【第8回】

過酷な環境でも使用できる「頑丈デバイス」は、化学工場や石油プラントなど危険な場所で使える。だがコストの高さといった要因から導入のハードルは高い。この問題を解決する保護ケースとは。

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 工場やプラントなど、粉じんや高温、衝撃が発生する危険な環境下でもIT機器を使用したいというニーズは一定数存在する。複数のベンダーが耐久性や防爆性(火災や爆発を防ぐ)に優れた頑丈なノートPCやタブレットを提供しているが、コストの高さといった要因から導入のハードルは依然として高い。そうした悩みの解消に役立つのが、米国のメーカーXcielの保護ケースだ。

手持ちのデバイスを「頑丈仕様」に

 2011年設立のXcielは、モバイルデバイス向け保護ケースのメーカーだ。化学工場や石油プラントなど、通常のIT機器が使用できない防爆エリア(火災や爆発が起こり得る、空気中に可燃性物質が存在する場所)でIT機器を使用したいユーザー向けに、防爆仕様の保護ケースを提供する。対象デバイスは以下の通り。

  • Appleのスマートフォン「iPhone」やタブレット「iPad」
  • モバイルOS「Android」搭載スマートフォン
  • 「Surface Go」など、クライアントOS「Windows」搭載のタブレット

 保護ケースを装着すれば、防爆エリア内でもデバイスを使用することができる。デバイスに内蔵された接続ポートや有線接続、無線接続機能も使用可能だ。Xcielは保護ケースにデバイスを同梱したモデルも販売する。

 Xcielの製品は、災害時や軍事用途での使用は想定していない。保護ケースのみ購入する場合は、製品に保証が適用されるか確認するために、Xcielにデバイスと保護ケースを送って、保護ケースの装着とテストを依頼する必要がある。

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