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Rust、それともPython? 次に学ぶ「プログラミング言語」を決める方法新時代のプログラミング学習ガイド【前編】

技術が目まぐるしく進化する中で開発者は「どのプログラミング言語を学ぶべきか」と悩むことがあるはずだ。時代遅れの開発者にならないための、プログラミング言語の賢い選び方を紹介する。

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 企業のシステムは日々進化を続けており、市場では人工知能(AI)技術を用いたコーディング支援ツールが続々と登場している。そうした激しい変化の中で「どのプログラミング言語を学ぶべきか」と悩む開発者のために、次に学ぶプログラミング言語を賢く決める方法を紹介する。

Rust、それともPython? プログラミング言語の“賢い選び方”とは

 開発者がプログラミング言語を学ぶ動機として、「使える技術の幅を広げたい」「問題解決能力を高めたい」「特定の開発プラットフォームを使えるようになりたい」などが挙げられる。

 新しいプログラミング言語を選ぶ際の有効な方法の一つは、「あまりなじみのないプログラミング言語」を検討することだ。さまざまな種類のプログラミング言語を学習することで、開発者はソフトウェアエンジニアリングへの理解を深められる。新しい技術に対する柔軟な姿勢は、スピーディーな技術習得や、キャリア幅の拡大にも役立つ。

 例えば、以下3つのカテゴリーの中から1つずつプログラミング言語を選び、学習することで、異なる考え方やプログラミングのスタイルを身に付けられる。

  • 関数型プログラミング言語
    • 関数を用いてプログラムを組み立てる手法
    • 「Haskell」や「PureScript」などが代表的
  • オブジェクト指向型プログラミング言語(OOP)
    • データとその処理(メソッド)をまとめて定義した「オブジェクト」を組み合わせてプログラムを構築する手法
    • 「C++」「Java」などが代表的
  • メモリ管理型プログラミング言語
    • プログラムが使うメモリを細かく制御するプログラミング手法
    • 「C」などが代表的

 プログラムを実行する方法の違いごとにプログラミング言語を選ぶこともできる。コンピュータが直接理解して実行できるネイティブ言語なら「Rust」、プログラム実行が特定のランタイム(実行環境)によって管理されるマネージド言語なら「C#」、ソースコードを逐次解釈しながら実行するインタープリタ言語は「Python」、といった具合だ。

 このような選び方の大きな目的は、プログラミングへの先入観や、既存の考え方に挑戦することだ。例えば、Javaに慣れ親しんだ開発者は、モバイルOS「Android」向けの開発に適した言語「Kotlin」を学習することで、アプリケーションの機能拡張といった相乗効果を得られるようになる。同様に、C++の学習者は「Go」の学習時にその知識を活用できる。


 次回以降は、開発者の人気を集める7つのプログラミング言語を紹介する。

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