「休み明けメール多過ぎる」問題もこれで解消? Copilotでできる効率化術:「Copilot for Microsoft 365」の用途まとめ【第2回】
生成AI技術に基づく生産性向上の支援ツール「Copilot」。仕事では具体的にはどのように役立つのか。OutlookやTeamsでの用途を見てみよう。
「Microsoft Copilot」(以下、Copilot)は、Microsoftのさまざまな製品やサービスで使えるAI(人工知能)アシスタントだ。Copilotは仕事の生産性を高める大きな可能性を秘めている。
Copilotの使い方次第で生産性が高まるかどうかは変わる。Microsoftのオフィススイート「Microsoft 365」を例にして、Copilotがどう役立つのかを解説する。メールクライアントの「Microsoft Outlook」(以下、Outlook)やコラボレーションツール「Microsoft Teams」でどのような効率化ができるのかを見てみよう。
「メール多過ぎ……」も簡単に解消? 便利なCopilot活用術
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連載:「Copilot for Microsoft 365」の用途まとめ
Copilotのさまざまな使い道
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まとまった休暇を取得したとき、未読のメールがたまっていることに“へきえき”した経験のある人は少なくないはずだ。OutlookでCopilotを使用すると、例えば2週間の休暇中に確認できなかったメールをまとめることができる。5月25日以降にジム・スミスから送られた特定のメールを全て1つのフォルダにまとめて保存し、
- メールを短くまとめる
- メールに記載されている期限のリストを生成する
といったことがCopilotを使ってできる。
その他にも、
- メールへの返信を特定の口調で作成する
- Copilotが下書きしたメールのスケジュールを設定する
- 特定の基準に基づいて受信トレイを整理する
といったこともCopilotを使えば可能だ。
「Microsoft Teams」でのCopilotの使い道
会議に出席できなかったときにもCopilotが役立つ。エンドユーザーは、「Microsoft Teams」のアプリケーションで「会議チャット」を選択して質問することができる。
例えば「日付と期限はどのように議論されたのか」や「リサ・ジョーンズからはどのような最新情報がもたらされたのか」といった質問をして回答を得ることができる。もっと簡単に「会議の内容をまとめて」といった質問に回答してもらうこともできる。ドキュメントやプレゼンテーション資料、メール、予定表、メモ、連絡先などから埋もれた情報を探し出すことにもCopilotが役立つ。
次回は、表計算ツール「Microsoft Excel」でCopilotがどのように役立つのかを紹介する。
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