ITエンジニア必見の「ネットワーク基礎知識」と取るべき「認定資格」とは?:ネットワークの基礎と資格【前編】
ネットワークはさまざまなITシステムのインフラだ。IT担当者は専門外であっても、ネットワーク機器に関する基本的な知識を習得する必要がある。どのようなことを学ぶべきなのか。
ネットワーク機器は、ネットワークの基盤にして、最も基本的な構成要素だ。大半のIT担当者は、キャリアの早い段階でネットワーク機器の構成方法について理解する。しかし駆け出しのIT担当者にとっては、理解が難しい点もある。どのようなことを学べばいいのか。
IT担当者“必見”の「ネットワーク基礎知識」と「お薦め認定資格」とは
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ネットワークの技術者がとるべき資格
「ITの世界で飯を食うためには、ルーター、ネットワークスイッチ、その他のネットワーク機器についての知識が絶対に必要だ」。自著『Cisco Certified Support Technician CCST Networking 100-150 Official Cert Guide』の中で、ラス・ホワイト氏はそう語る。「LANケーブルを差し込んでネットワークにアクセスできればよいという単純なものではない。ネットワーク機器を相互接続してネットワークを構成できなければならない」(ホワイト氏)
ネットワークを適切に運用するためには次の内容について、ベストプラクティスを知っておく必要がある。
- ネットワークトポロジー(構成)マップの使用方法
- 機器とケーブルの選定や適切な管理
- 冷却方法
- 温度管理
これらは初歩的な知識で、熟練のネットワークエンジニアにとっては当たり前のことかもしれないが、初心者にとっては学習が欠かせない。
初心者がネットワークの基礎を学ぶのに適している資格がある。ネットワーク機器ベンダーCisco Systemsが提供するエントリーレベルの認定資格「CCST Networking」(Cisco Certified Support Technician Networking)だ。CCST Networkingを取得するには試験に合格する必要がある。試験内容にはネットワークインフラやネットワークセキュリティなどの項目が含まれている。
CCST Networkingを取得した後、さらに学びたいのであればCisco Systemsの「CCNA」(Cisco Certified Network Associate)などさらに上のレベルの資格を取得するといいだろう。
次回はホワイト氏へのインタビューを基に、IT担当者が学ぶべきネットワークの基本を解説する。
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